3.薬剤師の面接対策
──続いて面接についてです。面接は何回で、面接官は何名でしたか?
遠方からの面接だったので1回限りで、面接官は所属長と事務員の2名でした。
──どんな質問をされましたか?
「薬剤師としての経歴」「志望理由」「入職後に挑戦してみたいこと」などを聞かれました。履歴書や職務経歴書に書いた内容もあるので、話す内容と差異がないように意識しましたね。
入職後にしたいことについては、とくに気をつけて話しました。前職で整形外科が専門だったので、そちらのグループ病院を勧められそうになったんですが、療養型病院で挑戦したいことを改めて伝えました。
──Eさんから逆質問はしましたか?
面接対策について調べるなかで、逆質問は重要だと目にしていたので、入念に準備していきました。現場レベルでの具体的な対応についてだとか、ホームページに載っていた情報について気になる点を深掘りして聞くなどですね。
例えば、その病院の過去の受賞歴を見て、具体的にどんな取り組みをしているのか聞いたりしました。
──受賞歴からの質問ですか。たしかにその職場の強みや力を入れていることを知るのに良さそうですね。それで面接の結果はどのくらいで出ましたか?
面接後だいたい1週間くらいで内定を頂きました。
……ただ実は、今の病院は一度内定を辞退していて、再内定で決まったんですよね。
──え、一度辞退されたんですか?
そうなんです。もともとはもうひとつ内定を頂いたほうの病院で就職するつもりだったんですが、給与交渉がうまくいかず白紙に戻りました。
──提示された金額に納得がいかなかったと?
金額自体に問題があったわけではなく、交渉の仕方がまずかったと言いますか……。当時は給与の仕組みをよくわかっておらず、基本給や手当の内訳などについていろいろと細かく聞きすぎたせいか先方との間に軋轢が生じてしまって。「入社後にも支障が出ると思います」と言われてしまいました。
それで現職には再内定制度があったので、改めて就職を希望する連絡を入れて、再内定を頂いたという経緯です。
反省点としては、あまりにも正直に自分の要望を伝えすぎたということですね。要望を伝えるにも角の立たない言い方にしたり、その後に支障の出ない範囲を見極めたりすることが重要だと学びました。

──では最後に、これから転職を考えている人に向けてアドバイスがあればお願いします。
初めての転職活動で反省する点もありましたが、事前の情報収集のおかげでしっかり対策できたことも多かったと思います。自分の経験やスキルから志望動機や自己PRを考えること、逆質問を用意すること、入職希望時期から逆算して転職スケジュールを立てることなどです。
転職活動は準備したことが結果につながりやすいと思うので、しっかり対策をして臨んでください!応援しています。
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