
柔道整復師のルーツはとっても古い
柔道整復師の仕事は、はるか昔からあります。もっとも古い整骨専門書ができたのが江戸時代と言われていますが、それ以前から接骨の技術は存在していました。昔は今のように医学が発展しておらず、どこにでも医師が居るという状況ではありませんでした。そんな時に急な骨折や脱臼、打撲などに対応したのが柔道整復師のルーツである柔術家です。
柔道整復師の根本にあるのは、常に人々のそばにあって、その人々の健康管理と、疾病の改善にあたってきたということ。整形外科がごく普通に身近にあるようになっても柔道整復師の仕事がなくなることがなかったのは、身近な治療家としての地位が確立されていたからではないでしょうか。
柔道整復師の仕事とは?
柔道整復師は骨折・脱臼・捻挫・挫傷・打撲などの怪我を扱います。これらの怪我を手術はせずに、固定や整復などの施術で治していくのが仕事です。超高齢社会において、転倒によって捻挫や打撲、骨折してしまう高齢者の方はたくさんいます。そんな中、地域に密着して診療を行う柔道整復師はとても頼りにされる存在です。
