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保育園に勤める看護師の実態と求められる役割は?

保育園に勤める看護師の実態と求められる役割は?

看護師が保育園で働くメリット・デメリット

看護師が保育園で働くことのメリット・デメリットはどのようなものでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。


◇メリット

・カレンダーどおりの休み

常勤か非常勤か、保育園によっても違いはありますが、2交代制や3交代制などのシフト制と違って、日曜日や祝日はカレンダーどおりの休みになります。基本的に夜勤はなく、残業も少ないため、プライベートの計画も立てやすいかもしれません。


多くの保育園の開園時間は午前7時頃から午後6時30分〜7時頃までです。その間のシフト制になることもありますが、看護師は基本的にたくさんの園児がいる時間帯の勤務になることが多いでしょう。


・夜勤がない

夜間保育を行っている保育園はまだ少なく、医療現場のように毎日交代で夜勤をしなければならない環境ではありません。そのため、比較的バランスの取れた生活ができるでしょう。


・癒される時間がある

健康な子どもの発達を見守ったり、子どもたちと関わったりすることで、癒やされる場面が多くあります。子どもたちの命を預かる職種として、難しい局面もあるかもしれませんが、子どもの素朴さや可愛らしさを感じられる職場です。


・子育ての経験を活かせる

自分の子育ての経験が活かせる職場です。また、保護者とのかかわりの中で、経験者としての立場からコミュニケーションを取ることもできます。


・子育て経験を先取り

これから子育てする予定の人にとっては、貴重な疑似体験ができるかもしれません。個性の異なる子どもたちと関わることで、自分の子育てに活かすことができるでしょう。


・医学的な知識や経験が活かせる

医学的な知識を職員や保護者に提供する際には、これまでの知識が役立ち、保育園の質の向上に貢献できるという実感を得ることができます。


・保育士宿舎借り上げ支援事業の利用

保育士を確保するための施策の1つに「保育士宿舎借り上げ支援事業」があります。東京で行われている保育士宿舎借り上げ支援事業では、原則月額8万2000円(共益費含む)までの家賃を補助してくれます。


こちらは厳密に言うと、保育事業者が宿舎を借り上げ、一定の要件を満たした保育士(看護師)を採用して住まわせた場合に、家賃の8分の7(8万円の家賃なら7万円)を都や区が負担する制度となります。区によっては、独自に上乗せして補助しているところもあり、保育士としてみなされる看護師もこの制度の対象となります。


◆デメリット

・給料が安い

まずデメリットとしてあげられるのは、お給料の面です。夜勤や休日出勤がないため、病院勤務の看護師と比べると給料は少なくなってしまいます。


・同職種がいない

看護師が1人の保育園が多いため、仕事の悩みを打ち明けられる同職種の人がいないという問題もあります。積極的に保育士の輪にも入り、それぞれの専門性を発揮して、保育園の質を高めていけるといいですね。


・保護者とのかかわりの難しさ

保護者とのかかわりが難しいこともあります。これは保育園に限ったことではなく、医療現場でも家族とのかかわりが大切とされています。子どもを見守る一員として、丁寧に対応できるといいですね。

保育園の看護師の給与は?

保育園の看護師の給与は、医療現場の給与に比べるとやや安いと言えます。ジョブメドレーの求人サイトの給与を調べてみたところ、保育園・幼稚園に勤める看護師の平均月給は255,436円(平均時給は1,420円)。全施設の看護師の平均月給は262,297円(平均時給は1,530円)となっています。※2018年8月時点

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