3.薬剤師による在宅訪問サービスの今後
薬剤師による在宅訪問サービスが十分に普及していない背景のひとつには、多職種間での連携不足があります。とくに在宅サービスの中心的役割であるケアマネジャーが、在宅薬剤師が介入する意義を理解し、必要に応じて訪問の依頼・相談ができる状態が望ましいといわれています。今後はこの体制を築くために、薬剤師・薬局側からの積極的な情報発信や普及活動が重要です。
在宅薬剤師は、薬剤師のなかでももっとも近くで患者に接することができる仕事です。薬局や病院内での業務中には気づきにくい服薬上の問題にもより深く介入することができ、解決策を提案することも可能です。患者との関わりを大切にしながら、在宅での療養生活を支える仕事がしたい方は、在宅薬剤師として働くことを考えてみてはいかがでしょうか?
参考
・日本薬剤師会|在宅医療における薬剤師の役割
・大阪府薬剤師会|薬剤師による在宅訪問

