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地域医療・福祉の窓口の役割を持つ、病院や介護施設の広報の仕事

地域医療・福祉の窓口の役割を持つ、病院や介護施設の広報の仕事

医療・介護業界で広報に力を入れるわけは?

医療・福祉業界にとって広報としての仕事は多岐にわたり、行っている業務には主に次の目的があります。まずは、病院や介護施設の強みとする医療・福祉活動を広くPRすること。地域住民や患者さんに健康に関する啓発を行うこと。そして、地域住民のグループを作り、事業所の医療・福祉活動に協力してもらう体制を作ることなどです。医療・福祉業界にとって広報が担う役割は大きく、広報に力を入れている事業所は数多くあります。

ただ、事業所としてどの目的に重点を置いているかで、広報の仕事内容は異なります。事業所の医療・福祉活動を広くPRすることに重点を置いていれば、広報部を作り、複数の専門職員を配置することが多いようです。一方で機関誌作りによるPRで十分と考えている事業所であれば、事務員や介護スタッフが兼任することも多いでしょう。また、地域医療や地域福祉に力を入れている事業所では、地域医療連携部という部署を作り、そこで地域住民グループの事務局を担いつつ、広報業務を担っています。

機関誌作りだけではない広報の仕事

では、広報の仕事とは具体的にどんなことをしているのでしょうか。広報と聞くと、機関誌を作ることが仕事ということは想像できると思います。確かに、部署を設けず事務員や介護スタッフが兼任で広報を担っている事業所では、機関誌作りがメインとなることが多いようです。でも実は、広報の仕事はそれだけにとどまりません。広報部や地域医療連携部などの独立した部署がある事業所の広報は、機関誌作りの他にもいろいろな仕事があります。地域住民向けに健康に関する講演会や健康チェックなど、楽しみつつ健康に関心を持ってもらうようなイベントを企画することも。また、マスコミ対応や学生の院内見学の対応などに関して、窓口の役割を担うこともあります。患者会や地域グループを組織している事業所では、事務局として会合に参加するのも大事な仕事です。広報の仕事とは、機関誌に載せる記事の取材から、事務仕事や外に出て行うことまで幅広いのです。

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