いつまでも輝く女性に ranune
独身時代は同時に「30人の女性」と遊んでいた“車椅子の男性”が、妻との結婚を決意するまで。初対面の義父から「驚きの一言」が

独身時代は同時に「30人の女性」と遊んでいた“車椅子の男性”が、妻との結婚を決意するまで。初対面の義父から「驚きの一言」が

◆妻との出会いと、関係性が劇的に変わった出来事

――翻って、現在は奥様がいらっしゃいます。ということは、「たったひとり」にお決めになった。それはどんな心境の変化ですか。

龍牙:妻との出会いは、10年近く前になります。地元で僕が主催しているベイブレードのイベントに、妻が子どもを連れてきていたんです。そのときにいくらか言葉を交わしました。それから数年して再会し、彼女が離婚したことを知りました。仲良くなり、僕が運営しているYouTubeチャンネルの手伝いなどをしてもらうようになりました。ただ、このとき、まだ妻は30人の女性のひとりです(笑)。

 関係性が劇的に変わったのは、僕のライブのときです。普段、ライブ前は食事を摂らないようにしているのですが、その日に限ってみんなで食事をしたんです。そこで腹を下してしまって、衣類を汚してしまったのです。彼女はそんな僕に嫌な顔をひとつもしないで、すべて洗ってきれいにしてくれて、おかげで僕はステージに立つことができました。

◆初対面の義父から驚きの一言

――献身的ですね。

龍牙:元看護師だからか、非常に手際よく処理してくれて、感謝の念に堪えませんでしたね。もちろんそれだけではなく、ある年のクリスマスに“ミニスカサンタ姿”で僕の実家に訪ねてくる奇抜な面もある女性なんです。直接は会っていないものの、インターホン越しにそれを見ていた母が、のちに「あなたに合うのはああいう面白い子に違いない」と言ったほどです。それまで実家で同居していた母は、突然「来年家を出る。きっとあなたは私がいたら結婚しないでしょう」と言い出したんですよね。直接は言わなかったけど、妻と一緒になってほしかったのかもしれません。

 一人暮らしになってから、頻繁にお腹を壊してしまう僕を、妻は支えてくれました。ときには夜中になっても来てくれて、面倒をみてくれたんです。結婚を決めたのは、妻の父親の誕生日でした。ひょんなきっかけでご自宅にお邪魔したんですね。そこで初対面のお父さんが、いきなり「結婚してください!」と。一瞬、「僕とお父さんが?」と思うような勢いでした(笑)。

 かつて障害があることを理由として結婚を断られた僕にとっては、親御さんから「結婚してください」と言ってもらえる日が来るとは思っていなくて。素直に嬉しかったです。妻のお父さんも、僕とかかわっているときの娘や孫の安心した様子に「この人なら任せられる」と感じてくれたようでした。


配信元: 日刊SPA!

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