ベランダで野菜を育て、クエン酸と重曹で炭酸水を手作り
冠婚葬祭業で正社員として働きながら、埼玉県の賃貸マンションで一人暮らしをする41歳の女性。年収は300万円ほどですが、今は節約生活の結果、月に1万5000円ほどを削減できていると言います。

現在、女性が行っている節約術のひとつがベランダでの野菜栽培です。「プランターで小松菜、リーフレタス、ネギ、大葉などを育て、必要な分だけ収穫して使います。ネギは根元を残して何度も再生させ、買わずに済むことが当たり前になりました」。
野菜を繰り返し再生させて食費を減らしていることについて、家族からは「家庭菜園というよりも生存訓練みたい」と評されたのだとか。
さらに、飲み物代の削減のために炭酸水も手作り。「水にクエン酸と重曹を少量入れるだけで炭酸水ができるため、味付けにレモン果汁を足して楽しんでいましたが、『ジュースまで作るの?』と友人に本気で引かれたこともあります」とのエピソードを教えてくれました。
コロナ禍での会社の倒産が節約のきっかけに
女性がそんな節約生活に足を踏み入れたのは今から3年前、2022年のこと。当時働いていた会社がコロナ禍をきっかけに倒産し、転職によって給与が下がったことがきっかけだったと言います。

家賃を抑えるために、都心から少し離れた場所へ引っ越したという女性。ただ、近くにスーパーがなく「自炊を始めたところ、自炊の節約意識が芽生えました」と振り返りました。
最近では節約のために、友人からの誘いを断ることが増えたそうです。「理由を話すと理解はしてもらえますが、誘われる回数自体が減り、少し孤独を感じることがあります」と女性。それでも、節約生活の中でも実践できる小さな“贅沢”を大切にしています。

「誕生日だけは小さなケーキや少し良い食材を用意します。クリスマスも外食はせず、季節感のある料理を作って楽しみます。また秋になればサンマを必ず食べるなど、旬の食べ物は欠かしません。季節を味わうことが、節約生活の中で譲れない小さな贅沢です」と教えてくれました。
