

手話通訳士とはどんな職業?必要な資格は?
聴覚等に障害のある人と、そうでない人とのコミュニケーションを手話で中継することを「手話通訳」といいます。手話の知識や技術さえあれば、手話通訳を行うことは自体は可能です。しかし、手話通訳士として幅広いフィールドで活躍するためには、手話の知識や技能、手話通訳を行うものとしての倫理観などについて一定の水準を満たしていると認められる必要があります。
手話通訳士はその専門性を活かし、聴覚等に障害のある人が聞こえないことによって不利益を生じることがないように、さまざまな場所で手話通訳に携わっているのです。
手話通訳士の仕事の具体的な内容は?
手話通訳士の仕事として、まず挙げられるのが個人や企業からの要請を受けて手話の通訳を行う仕事です。また、社会的な信頼度や認知度の高い手話通訳士の資格ならではの仕事としては、衆議院・参議院選挙や都道府県知事選の政見放送、裁判、警察などにおける手話通訳が挙げられます。行政機関などの公的な機関や、専門的な技術が求められる職場においても、手話通訳士が配属されるようになってきています。今後も聴覚障害者の社会進出に伴って、ますます活躍の場は拡大していくことが見込まれます。

