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保育士の新ポジション、副主任保育士・専門リーダー・職務分野別リーダーって?

保育士の新ポジション、副主任保育士・専門リーダー・職務分野別リーダーって?

管理職的な副主任保育士と専門性の高い専門リーダー

7年以上の経験があり、職務分野別リーダーを経験すると、所定の研修を受けて副主任保育士、または専門リーダーにキャリアアップできます。副主任保育士は管理職の業務を担当するのに対し、専門リーダーは専門性の高いリーダーとして職場のスタッフを支える仕事を行います。研修する分野は先の6つに加えて2つの分野が用意されています。

  1. 1)保育実践
  2. 2)マネジメント

副主任保育士になるには、マネジメントと3つ以上の研修分野を修了し、副主任保育士として発令されることが条件となっています。専門リーダーは、4つ以上の研修分野を修了し、専門リーダーとして発令されることが条件です。どちらにも月額4万円の手当が支給されます。副主任保育士と専門リーダーの人数は、園長と主任保育士を除いた職員数(調理員等を含む)の3分の1。職員数が15人なら5人になります。

手当の金額は園によって異なることも

手当に充てるお金は、市町村から支払われる施設型給付(私立保育所の場合は委託費)、地域型保育給付に加算する形で保育園に支払われます。たとえば副主任保育士と専門リーダーが5人いる場合は20万円加算されます。

このうち、最低、半分に当たる2人(端数は切り捨て)には満額の4万円を手当として支給するように決められていますが、残りの加算金は1人当たり5,000円以上4万円未満の範囲なら、園の実情に合わせて柔軟に運用してもよいことになっています。残りの12万円分を3万円ずつ4人分の手当にすることも、2万円分ずつ6人分の手当にすることもできます。副主任保育士と主任保育士の給与格差がなくなる場合は、主任保育士の給与の一部に充てることも可能です。したがって、保育園によって手当の金額が異なったり、役職についていない人も給与がアップしたりすることがあります。

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