5.認定介護福祉士の将来性
認定介護福祉士は、資格取得のハードルが高く、創立から5年が経った2022年時点では登録者数は103名にとどまりました。
しかし、その専門性とリーダーシップの高さから年々注目度が高まり、2024年12月時点では、2倍以上の218名にまで増加しています。今後は介護福祉士のキャリアパスの一つとして、いっそうの注目が見込まれます。
tips|認定介護福祉士が「意味ない」といわれる理由とは?
認定介護福祉士は取得に費用や時間がかかるうえ、特別手当の対象としている事業所は一部に限られるため、「取得しても意味がない」といわれることがあります。
しかし、研修で身につけたマネジメントや人材育成に関する知識を現場で実践することで、指導者としての実績を積み上げられます。これらの経験は、転職や人事評価で有利に働くことがあります。
6.認定介護福祉士に関するQ&A
Q.認定介護福祉士の合格率は?
A.認定介護福祉士は研修を修了することで取得できる資格であるため、合否を決める試験は実施されません。ただし、研修のなかでの試験やレポートの提出が求められる場合があります。
Q.認定介護福祉士を対象にした加算制度はある?
A.認定介護福祉士は加算制度の対象ではありません。ただし、職場によっては介護チームリーダーの教育やマネジメントをおこなう役職に特別手当がつく場合があります。
Q.認定介護福祉士と介護福祉士の違いとは?
A.認定介護福祉士と介護福祉士の主な違いは以下のとおりです。
認定介護福祉士 | 介護福祉士 | |
|---|---|---|
資格の種類 | 民間資格 | 国家資格 |
実務経験 | 5年以上 | 3年以上 |
役割 | 介護職リーダーの指導者 | 介護職のリーダー |
取得方法 | 600時間の講習を修了 | 試験に合格 |
参考
- 認定介護福祉士認証・認定機構

