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整形外科看護師の働き方 具体的な仕事内容ややりがいを教えます!

整形外科看護師の働き方 具体的な仕事内容ややりがいを教えます!

整形外科での仕事内容

整形外科でよくおこなわれる手技として、固定・整復するものには以下のようなものがあり、看護師はその介助に入ります。


・ギプス固定、弾包固定、コルセット、義肢装具
・直達牽引、介達牽引

また、手術に関するものには、創部や硬膜外麻酔などのドレーン管理、フィジカルアセスメントのスキルも必要です。


外来やクリニックなどで多いのは注射関連です。腰や肩、膝などの痛みのある個所に直接麻酔薬を注入して痛みを取るブロック注射、膝に溜まる水(関節液)抜きなどがあります。


◆整形外科ではどのような職種とともに働くのか

医師以外の職種では、理学療法士や作業療法士との関わりが多くなります。術前・術直後からリハビリ介入するケースが多く、看護師に次いで日ごろから患者さんと接する機会が多い職種です。


また、退院調整や要介護認定ではソーシャルワーカーとの連携も必須となります。外来やクリニックになると、レントゲンやCT、MRIなどの検査も多いため、放射線技師との関わりも多いです。


◆病院とクリニックで違いはあるの?

病院には手術治療が必要な人、絶対安静が必要な人が入院するケースが多く、クリニックには、保存治療や骨粗しょう症、腰痛などの慢性的な疼痛コントロールが目的で来院する人が多いです。


◆整形外科はどのような勤務形態が多いか

病院の場合には、他の一般病棟ととくに変わりありません。二交代三交代で日勤も夜勤もあります。


◆整形外科看護師として学んでおくと役に立つこと

まずは骨格系、神経系の解剖生理は頭に入れておくことが基本です。どの部位が障害されているかによって出てくる症状に違いがあるため、日頃からフィジカルアセスメントをより意識する必要があります。


また、整形外科の対象患者は小児から高齢者と幅広いため、年齢に合わせたコミュニケーションが必要です。さらに、看護技術だけではなく、理学療法士や作業療法士の視点、レントゲンやCT、MRIなどの画像診断の知識があると、患者さんの症状に対する裏付けができるため、役立ちます。


実際にリハビリの場面や医師と画像診断に対するカンファレンスに積極的に参加することで、それぞれの職種の考え方が見えてきて、チーム連携として看護に生かすことができるのもポイントです。

整形外科看護師がとれる資格

整形外科看護師がとれる資格には以下のようなものがあります。


◇日本運動器看護学会認定運動器看護師(JSMNC)

運動器の障害に伴う看護に焦点を当てた認定資格です。整形外科病棟だけではなく、脳神経外科・内科、リハビリテーション科の看護師も対象であり、外来やクリニック、療養施設、福祉施設などでも活動の場は広がっています。


◇骨粗しょう症マネージャー

骨粗しょう症に関する基礎知識やスキルを持った専任メディカルスタッフとして、一般社団法人日本骨粗鬆症学会の役割を担う資格です。骨粗しょう症の予防、診断と治療に対する社会啓発活動にも関わります。


◇回復期リハビリテーション看護師

回復期リハビリテーション領域において、患者さんや家族に対する質の高い看護の提供にむけてアプローチ、マネジメントできる看護師の資格です。整形外科領域だけではなく、脳神経外科・内科、廃用性症候群の患者さんへの看護が対象となります。

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