3.健康運動実践指導者との違いは?
健康・体力づくり事業財団が同じく認定している資格に「健康運動実践指導者」があります。この資格は健康運動指導士と似ていますが、その役割には違いがあります。
健康運動指導士は、運動プログラムの作成から実際に指導するところまでを全般的におこないますが、健康運動実践指導者は自ら見本を示せる実技能力と、集団に対する運動指導の技術にとくに長けています。健康運動実践指導者はその名のとおり「実践指導」に特化した資格であるといえます。
4.健康運動指導士の活躍場所
「健康・体力づくり事業財団」が発表しているデータ(2020年3月1日時点)によると、財団に登録している健康運動指導士は全国で18,332人(男性6,644人、女性11,688人)です。おもな職場の内訳は以下のとおりです。
健康運動指導士の活躍の場
- ・アスレチッククラブ、フィットネスクラブ:4,124人
- ・診療所、病院等:2,930人
- ・フリーで活動等:2,343人
- ・保健所等:1,418人
- ・介護老人保健、福祉施設等:1,223人
- ・学校:1,113人
- ・健康組合、会社(健康管理部門):329人
- ・その他(学生を含む):4,945人
(出典:健康・体力づくり事業財団|健康運動指導士とは)
資格が発足した当初は見られなかった医療機関や保健所、介護施設、学校などにまで活躍の場が広がっていることがわかります。

