5.防音リフォームで失敗しないために注意したいポイント
防音リフォームの効果は、仕上がりを見ただけでは防音効果が判断できません。
そのため、実際に使ってみて「高額な費用をかけたのに、思ったほど効果がなかった」と後悔してしまうケースもあります。
防音リフォームで失敗しないためにも、次のようなポイントを意識しましょう。
5-1.マンションで防音リフォームできるのは専有部分のみ
マンションでリフォームができるのは、基本的に専有部分(室内)のみです。
そのため「1-1-2.窓の防音リフォーム・費用」で説明したように、マンションでは管理規約によって窓やサッシの交換は禁止されているケースがほとんど。
フローリングの張り替えについても、「1-2-2.床の防音リフォーム・費用」で述べたとおり、マンションの遮音規定を満たす必要があります。
5-2.ハウスメーカーの紹介は割高になってしまうことも
注文住宅での困りごとやリフォームは、家を建てたハウスメーカーに相談しようと考える方が多いのですが、ハウスメーカー経由は割高になる可能性があります。
理由は、防音リフォームはハウスメーカーが自社施工することなく、下請けのリフォーム会社への外注になるケースがほとんどだからです。
中間マージンが上乗せされるため、どうしても割高になってしまいます。
そのため、防音対策を目的としたリフォームなら、はじめからリフォーム会社に相談するのがおすすめです。
防音リフォームの施工実績が豊富で口コミの評価が高い会社であれば、納得のいく費用で、満足度の高い仕上がりが期待できるでしょう。
5-3.最適な防音リフォームは自宅によって違うことを理解する
「外から入ってくる音が気になる」「生活音が漏れていないか心配」など、悩みは同じでも、最適なリフォームの方法は建物の構造や状態、周辺環境によって変わってきます。
それらを把握せず「なんとなく」で工事箇所を自己判断してしまうと、十分な効果が得られないまま費用だけがかかってしまう恐れがあります。
自宅に合う方法で工事を行うためには、リフォーム会社の現地調査を受け、見積もりを取りましょう。
さらに、複数社の提案内容や見積もりを比較し、説明が丁寧で信頼できる会社を選びましょう。
5-4.防音リフォームに詳しい会社を選ぶ
防音リフォームにはさまざまな方法があるため、防音の目的や住宅の状態、周辺環境を踏まえた提案が欠かせません。また、防音性能を高めるうえで重要な気密性は、職人の技術力によって仕上がりが大きく変わるポイントでもあります。
効果をしっかりと実感できるリフォームを行うためには、防音リフォームの実績が豊富で、専門知識と技術力も高い会社への相談することが重要です。
相談する会社を探す段階で、施工実績や口コミなども必ずチェックしておきましょう。
6.まとめ
記事内でも説明してきたように、ひとくちに「防音リフォーム」といっても、その方法や費用は目的によってさまざまです。
まずは「どこから音が漏れ(入っ)て」「どんな音が気になるのか」を整理したうえで、適した対策を把握しておきましょう。
ただし、最終的な工事内容を判断する際には、リフォーム会社による現地調査と、複数社での相見積もりが欠かせません。
最低でも2~3社には相談できるように、まずは地域のリフォーム会社を探しましょう。
会社探しでお困りの際には、ぜひ『リフォームガイド』をご活用ください。
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