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こども家庭ソーシャルワーカーとは?役割や取得要件、研修・試験内容を解説!

こども家庭ソーシャルワーカーとは?役割や取得要件、研修・試験内容を解説!

3.こども家庭ソーシャルワーカーの研修内容

指定研修

指定研修は全ルート共通となっており、講義と演習を合わせて合計100.5時間で構成されています。

科目名講義時間演習時間
こどもの権利擁護1.5時間7.5時間
こども家庭福祉分野のソーシャルワーク専門職の役割1.5時間6時間
こども家庭福祉Ⅰ(こども家庭をとりまく環境と支援)3時間1.5時間
こども家庭福祉Ⅱ(保護者や家族の理解)1.5時間3時間
こども家庭福祉Ⅲ(精神保健の課題と支援)3時間3時間
こども家庭福祉Ⅳ(行政の役割と法制度)1.5時間1.5時間
こどもの身体的発達等、母子保健と小児医療の基礎1.5時間1.5時間
こどもの心理的発達と心理的支援1.5時間1.5時間
児童虐待の理解1.5時間4.5時間
少年非行1.5時間1.5時間
社会的養護と自立支援1.5時間4.5時間
貧困に対する支援1.5時間1.5時間
保育1.5時間1.5時間
教育3 時間1.5時間
こども家庭福祉とソーシャルワークⅠ (多様な二一ズをもつこどもや家庭へのソーシャルワーク)1.5時間7.5時間
こども家庭福祉とソーシャルワークⅡ(こどもの安全確保を目的とした緊急的な対応に関するソーシャルワーク)3時間7.5時間
こども家庭福祉とソーシャルワークⅢ (地域を基盤とした多職種・多機関連携による包括的支援体制の構築)1.5時間7.5時間
こども家庭福祉とソーシャルワークⅣ (組織の運営管理)1.5時間4.5時間
合計33時間67.5時間
*社会福祉士養成課程において「児童・家庭福祉」に該当する科目を履修した者については、「見学実習Ⅰ」以外の講義9時間分を免除できる

追加研修

追加研修は、第2号ルートの対象者が受ける研修です。講義と演習の合計24時間で構成されています。

科目名講義時間演習時間
こどもの権利擁護と倫理1時間
こども家庭相談援助制度及び実施体制1時間
児童相談所の役割と連携1時間
こども家庭相談の運営と相談援助のあり方1時間3時間
社会的養護と市区町村の役割1時間
こどもの成長・発達と生育環境1時間
こども虐待対応1時間6時間
母子保健機関やこどもの所属機関の役割・連携及びこどもと家族の生活に関する法令・制度2時間
見学実習Ⅰ6時間
合計9時間15時間

ソーシャルワーク研修

ソーシャルワーク研修は第3号、第4号ルートの対象者が受ける研修です。第3号ルートは97.5時間、第4号ルートは165時間で構成されています。

科目名講義時間演習時間免除可
ソーシャルワークの基盤と専門職19.5時間第3号
ソーシャルワークの理論と方法39時間
地域福祉と包括的支援体制19.5時間
ソーシャルワーク演習 I 39時間第3号
ソーシャルワーク演習Ⅱ39時間
見学実習Ⅱ9時間第3号
合計78時間87時間

4.こども家庭ソーシャルワーカー資格認定試験

こども家庭ソーシャルワーカーの資格認定試験は、1年間に1回実施されます。2024年度の初回試験は2025年3月に実施予定です。

試験の詳細はまだ明らかになっていませんが、検討段階の資料によると、試験内容は子ども家庭福祉の基本的な知識や技術に関する問題で、選択肢式の出題形式が想定されています。実技試験は実施しない見込みとのことです。

試験合格後は、資格者として登録することでこども家庭ソーシャルワーカーを名乗ることができます。

参考

  • 一般財団法人日本ソーシャルワークセンター|こども家庭ソーシャルワーカー認定資格特設サイト
  • WAM NET|こども家庭ソーシャルワーカー
  • 厚生労働省|子ども家庭福祉の認定資格の取得に係る研修等に関する検討会ワーキンググループ

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