診療看護師(NP)とは?なり方やできること、特定看護師との違いを解説

診療看護師(NP)とは?なり方やできること、特定看護師との違いを解説

診療看護師(NP)とは? なり方や特定看護師との違い、メリットを解説

1.診療看護師(NP)とは?

従来より幅広い診療医行為ができる看護師

国内では(一社)日本NP教育大学院協議会が認定しており、2024年3月時点の認定者数は872人、うちプライマリ領域(成人・老年、小児)が198人、クリティカル領域が674人となっています。

看護師としてのスキルに加えて初期医療の知識・技術を身につけることで、医療現場のタスクシフトや、在宅医療などでの医師不在時の迅速な対応、医師と多職種の橋渡しなどさまざまな役割が期待されています。

また、診療看護師の勤務先は病院が最も多く、ほかに診療所や訪問看護などがあります。

診療看護師の勤務先は8割以上が医療機関
参考:日本NP教育大学院協議会「令和5年度 診療看護師(NP)活動実態調査報告」より作成

診療看護師のメリット

タイムリーな処置が可能に

診療看護師は、医師があらかじめ作成した包括指示に基づき、従来の看護師ではおこなえなかった特定行為を自律的に判断し、タイムリーに実施できます。

とくに訪問看護など在宅医療の現場では医師が不在の場面も多く、指示を待つのに時間がかかってしまいます。患者の負担になる処置の遅れを減らし、看護師の業務時間の短縮にもつながります。

資格手当がつくことが多い

日本NP教育大学院協議会が公開する「令和5年度 診療看護師(NP)活動実態調査報告」によると、手当があるのは66%、看護師と別の俸給表が設定されているのは9%と、7割以上の診療看護師が何らかの手当や加算を受けています

何らかの手当があるNPは7割以上
参考:日本NP教育大学院協議会「令和5年度 診療看護師(NP)活動実態調査報告」より作成

2.診療看護師になるには

実務経験と修士号取得・試験合格が必要

診療看護師になるためには、看護師として5年以上の実務経験を有し、かつ大学院修士課程を修了してNP資格認定試験に合格する必要があります。日本国内の大学院修士課程NP養成コースを修了(見込でも可)または、海外のNP資格取得者であれば、NP認定試験を受験することができます。

診療看護師(NP)になるには

試験内容

受験領域は診療看護師論などの共通科目と、プライマリ・ケア(成年・老人または小児)、クリティカルのいずれか一つを選択して回答する領域別部分で構成されています。筆記試験のみで、実技試験はありません。

出題科目は下記のとおりです。

  1. NP(診療看護師)論
  2. 疾病予防・健康増進
  3. 医療倫理
  4. 医療安全・関係法規
  5. 病態機能学
  6. 臨床薬理学
  7. クリニカルアセスメント
  8. クリニカルマネジメント

診療看護師養成課程がある大学院一覧

2025年4月時点でNP養成コースがある大学院は下記の19校です。

  • 学校法人 北海道医療大学大学院
  • 国立大学法人 秋田大学
  • 学校法人 東北文化学園大学大学院
  • 国立大学法人 山形大学大学院
  • 学校法人 東京医療保健大学大学院(看護学研究科)
  • 学校法人 国際医療福祉大学大学院
  • 学校法人 佐久大学大学院
  • 学校法人 藤田医科大学大学院
  • 学校法人 愛知医科大学大学院
  • 公立大学法人 島根県立大学大学院
  • 公立大学法人 大分県立看護科学大学大学院
  • 国立大学法人 富山大学大学院
  • 学校法人 東京医療保健大学大学院(医療保健学研究科)
  • 学校法人 令和健康科学大学大学院
  • 国立大学法人 大阪大学大学院
  • 学校法人 聖隷クリストファー大学大学院
  • 公立大学法人 名古屋市立大学大学院
  • 学校法人 純真学園大学大学院
  • 学校法人 帝京大学大学院

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