介護助手とは? 資格の有無や就労先、仕事内容、給料について解説

介護助手とは? 資格の有無や就労先、仕事内容、給料について解説

3.介護助手の仕事内容

介護助手の業務は、利用者に対しておこなうものと介護職員のサポート業務に分けられます。

利用者に対する業務

介護助手はトイレ介助や着替え、移動介助など直接身体に触れる業務はできませんが、声かけや入浴・着替えの準備、施設内での見守り、話し相手になるなどの業務が可能です。利用者に対する主な業務は次のとおりです。

利用者を対象とした業務の例

介護職員のサポート業務

介護職員がおこなっている業務の一部を、介護助手が担うことで業務の効率化と生産性を向上させることができます。「介護サービス事業における生産性向上に資するガイドライン」においても、介護現場における業務の分担や移管(タスクシフト・シェア)が掲げられています。

介護職員のサポート業務の例

介護助手の一日

早番、日勤、遅番など勤務形態にはいくつか種類があります。以下に、日勤の例を挙げます。

介護助手の一日

介護助手の休日

介護施設は施設形態によって休みが異なります。デイサービスなどの通所施設の場合は平日1日を定休にしているところや、日曜・年末年始は休みとしているところがあります。入居施設の場合、土日祝日も運営しているためシフト制による週休2日が一般的です。

家庭の事情や希望に応じて休みを調整してもらえるところや、月に2〜3回程度土日祝日の休みが取得できるところなど勤務先によってさまざまです。また、介護助手はパートやアルバイトなど短時間・短期間勤務をしている人も多いため、都合に合わせて勤務日程を調整しやすいところも特徴です。

4.介護助手の勤務先

介護助手が活躍する職場は多岐にわたります。主な施設と特徴を紹介します。

入所施設

介護老人保健施設(老健)

在宅復帰を目指し、医療サービスやリハビリテーション(以下、リハビリ)を必要とする要介護者が入所する施設で、病院と自宅の中間的な位置付けです。入居者1人につき週2回以上のリハビリをおこなうことが規定で定められており、医療スタッフや機能訓練指導員と連携した身体機能の回復を意識したサービス提供をします。

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特別養護老人ホーム(特養)

要介護度3以上の人が入所できる施設で、主に社会福祉法人や自治体が運営しています。国からの助成金や税金面での優遇があるため、入居者の費用負担が軽く入居待ちが多いです。中長期的に生活する人が多く、看取りにも対応しています。レクリエーション(以下、レク)やイベントが多いのも特徴です。

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有料老人ホーム

高齢者が入居し生活支援や健康管理、介護を受けられる施設で、多くが民間企業によって運営されています。税金面での優遇はないため特別養護老人ホームに比べて入居費が高い傾向にありますが、施設ごとに特色のあるアクティビティやイベントの実施など、サービス面が充実している点も特徴です。

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サービス付き高齢者向け住宅

要支援・要介護認定を受けている人が入居できる住宅施設で、サ高住とも呼ばれています。身体介護や生活支援は最低限提供すべきサービスには含まれず、主に入居者の状況把握と生活相談をおこないます。近年、要介護認定を受けている人や認知症を患っている人が増えていることから、食事や入浴などの追加サービスを提供しているところも多いです。

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グループホーム

認知症のある人や65歳以上の人、要支援2または要介護1〜5までの認定を受けている人が利用できる入居施設です。5〜9人程度の少人数でグループを組み共同生活を送ります。入居者が自力で日常生活を送れるよう、調理や掃除などをサポートします。

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通所施設

ショートステイ

普段自宅で介護を受けている高齢者が、生活支援や身体介護、リハビリなどを受けるために通う施設です。1ヶ月に連続して最大30日まで利用できるショートステイ以外にも、30日を超えて利用できるロングステイもあります。食事・入浴・排泄介助などの生活介護を提供しているところもあれば、医療的管理やケアを提供しているところもあります。

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デイサービス(通所介護)

日帰りで食事や入浴、機能訓練などを提供する施設です。要介護1〜5の認定を受けた人が対象です。認知症や難病、がん末期の患者、重度の要介護者など利用者の状態に応じていくつか種類があります。

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