働きながら介護職員初任者研修を受けてわかった学び7つ【実践編】

働きながら介護職員初任者研修を受けてわかった学び7つ【実践編】

学び3 虐待は身近に潜んでいるとわかる

悲しいことですが、介護に関わる虐待のニュースは多くの人が耳にしたことがあると思います。虐待というと身体的な暴力や明らかな暴言など、非常に追い詰められた状況が想起されるかもしれませんが、研修を受けて実は良かれと思ってやってしまいそうな行動も虐待になり得る、という発見がありました。

例えば物忘れが増えてきた高齢者を心配し、本人にお金を持たせないようにして家族や介護職員が管理する、といったことは容易に想像できる対応ではないでしょうか。しかし「日常生活に必要な金銭を渡さない・使わせない」「年金や預貯金を本人の意思に反して使用する」などは経済的虐待にあたります。

ほかには乾燥などで皮膚をかいてしまうことを防ぐためにミトン型の手袋を着用させることも、緊急度が高くない・別の方法がある・長時間にわたっているといった場合は身体拘束とみなされることがあります。

介護における虐待・身体拘束の禁止

善意から始まる行動が人権軽視になってしまわないよう、本人の意思確認や、虐待に関する知識がとても重要ですね。

介護をするときの同意確認
どんなに慣れている介助や何度も経験したやりとりであっても、これからすることの説明と同意確認は欠かせない

学び4 危うい介助や動きに気付ける

実習では、講師の手本を見ながら受講生が互いに介助を練習します。この“自分も介助を受け、人の介助の様子も見る”ことがとっても重要なのだと感じます。

ベッドメイキングでは、何人かに1人やたらと仕上がりがきれいな人がいたりします。講師から教わるだけでなく、ほかの上手な人の動きを目で盗むことができるのも教室でおこなう実習ならではの良さです。

介助で危ない動きや、自分がされたら嫌だなという動きに気付けたのも利点でした。実習も後半になると、ベッドから体を起こす(仰臥位から端座位にする)際に首を変に抱えて動く人がいたら自然と受講生同士で声をかけていました。介助されたときに頭を押さえるように手を置かれたり、進行方向と逆向きに力をかけられたりしたときに動きにくさや不快感があるとわかり、自分が介助するときは避けようと思えたのも良い勉強になりました。

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