鳩山由紀夫元首相が2025年12月23日にXを更新。高市早苗首相に安全保障政策を助言する立場にある官邸高官がオフレコ取材で「日本は核を持つべきだと思う」と発言したことを報道したことに対する是非をめぐる議論に触れ、持論を展開した。

非公式発言を報じるべきかどうかネット議論に
発端となったのは、12月18日に安全保障政策を担当する高市政権の幹部の1人がオフレコの場で「私は核を持つべきだと思っている」と非公式に発言したことが報じられた件だ。
ネット上では非公式発言について報じるべきではないという声や、非公式発言であっても重要な事柄は報じるべきだという声が上がり、議論になっている。
鳩山氏は23日にXで「高市首相に近い官邸の高官が核保有発言をしたことに対して、オフレコ前提の内容をバラしたほうが悪いとの意見もあるがそれは違う」とこの件について触れ、「内容の重大性を考えてメディアが判断すれば良いのである」と、オフレコ発言であってもメディアの判断で報じるべきだと指摘した。
また、鳩山氏は「オフレコだがこれからクーデターやるぞと言われてオフレコを守るべきか」とたとえ、「被爆国は率先して核廃絶に走るべきだ」とつづっていた。
このポストに鳩山氏の元には、「全くおっしゃる通り」「同感!」といった声や、「オフレコをそのまま伝えるってならわかるが、実際は文脈無視の単語だけ抜き取って報じてるから問題だって話」「どうして、個人的見解の表明と犯罪予告を同列に並べて考えるのか」という指摘も集まっていた。