◆ギャンブルも、量子力学的に念じると勝率が10%上がる⁉︎
Z李 そう。で、バカラでカードをめくるとき、ただ無心でペッペッてめくる人と、「頼む、ここはこっちで来い」と念じながらめくる人で、勝率が体感10%くらい違うんですよ。若い頃にバカみたいに1万ゲームくらいやって検証した結果なんですけど。角 検証の仕方がギャンブル依存症(笑)。
Z李 まあそうなんだけど(笑)。でもほんと、姿勢とか、カードの扱い方とか、「敬意を払ってるかどうか」で、確率の揺らぎ方が変わる体感がある。もちろん科学的には証明できないけど、「観測するまで未決定」って前提に立つと、「観測の仕方」が結果に影響してても不思議じゃない。
角 資格試験の合否通知とかも、封筒開けるまでシュレディンガー状態ですもんね。
Z李 だから俺は、ギャンブルでも試験でも、「結果を見るまで、自分がいる世界線をちょっとでもマシなほうにずらそう」と思って動いてます。負け濃厚な世界線から、ちょっとマシな隣の世界線にジャンプするイメージ。
角 それでいくと、悪い世界線に自分から居座りにいってる感じの人も多く見かけます。
Z李 たとえばネットで「中国人出てけ」とか「クルド人いらない」とか1日中ヘイトを書き込んでる人は、自分の時間とエネルギーを全部「他人の足を引っ張ること」に投資してるから、本来自分の人生を良くするために使えたはずのリソースが全部消えてる。そりゃいいこと起きづらくなるでしょ、って話です。
角 引き寄せや開運って結局、「どの世界線に乗り続けるか」の話なのかもしれないですね。
Z李 そうだと思います。善行積んで、人に恨まれないようにして、自分のキャラと本体をちゃんと切り分けて、変なスピに依存しない。それやってれば、とりあえず「最悪の世界線」だけは避けられるんじゃないですかね。
角 地味だけど、一番現実的なスピリチュアルですね。
Z李 それくらいがちょうどいいと思いますよ。
【Z李】
座右の銘は「給我一個機会、譲我再一次証明自己」。経歴不詳、表と裏の境界線上にいるインフルエンサー。X(旧Twitter)のフォロワー90万人超。週刊SPA!にて2021年より長編小説『飛鳥クリニックは今日も雨』を連載、2023年に書籍化。2025年にてドラマ化もされた(配信サイトLeminoにて視聴可能)。新著『君が面会に来たあとで』(幻冬舎)。

オカルト研究家。上智大学文学部を中退後、2013年にオカルト専門メディア「TOCANA」を立ち上げ、約8年間編集長を務める。自身のYouTubeチャンネル「角由紀子のヤバイ帝国」は登録者数30万人超。主な編集本に『見つけてください』(横澤丈二著/徳間書店)、著書に『引き寄せの法則を全部やったら、効きすぎて人生バグりかけた話』(扶桑社)など。


