いつまでも輝く女性に ranune
高市政権の「長期」「安定」「中途半端」が見えてくる。増税反対の首相で防衛増税が通る理屈とは/倉山満

高市政権の「長期」「安定」「中途半端」が見えてくる。増税反対の首相で防衛増税が通る理屈とは/倉山満

◆誰の手柄でも、減税が実現したのは素晴らしい

 今度の臨時国会で、ガソリン減税が決まったのは喜ばしい。また年収の壁が178万円まで引き上げられた。最初に主張していたのは国民民主党だが、高市首相になってようやく実現した。誰の手柄でも、減税が実現したのは素晴らしい。

 補正予算には、野党の公明党と国民民主党も賛成した。公明党の事情は知らないが、国民民主党はガソリン減税を与党が呑んだので、百点満点の予算でなくても賛成するとの理屈のようだ。

 それはそうなのだが、こういう動きから、「自民党は、維新を切ってでも公明党や国民民主党で補えば構わないと考えているのでは?」との観測が飛び出る理由になる。

 公明党は連立離脱してすぐに復帰だとさすがに恥ずかしいだろうし、国民民主党も今すぐ連立に入ると首班指名での動きは何だったんだろうかとなるが。

◆高市首相、増税派に舐められている

 それにしても、黒幕の高笑いが聞こえてくる。高支持率の高市首相を立てておけば、申し訳程度の生活向上で、日本国民は騙されてくれると。「朝三暮四」のように。

 朝三暮四とは、飼い主が猿に「餌を朝に三個で暮れに四個にしよう」と提案したら怒るので、「では、朝に四個で暮れに三個にしよう」と言い直すと喜んだとの寓話による。つまり「目先の餌に愚かな大衆が騙される」の意味だ。今回、「朝一暮零」にならなければよいが。零どころか、増税で巻き上げられて、マイナスかもしれない。

 この原稿を書きながら、「防衛増税決定」の速報が流れている。そして正式決定前から「日銀の利上げ」がリークされ、既成事実化されている。高市首相、増税派に舐められている証拠だ。


配信元: 日刊SPA!

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