社長が「中古コインランドリー」を狙うワケ
1.圧倒的な節税効果
新品設備導入時に「中小企業経営強化税制(即時償却)」を活用すれば、取得価額の全額を初年度に経費計上可能です(※)。
(※)2023年の税制改正により「コインランドリー業又は暗号資産マイニング業(主要な事業であるものを除く)の用に供する資産で、その管理のおおむね全部を他の者に委託するもの」は適用除外となった。
さらに中古設備は法定耐用年数が短縮されるため、初年度に多くの金額を経費化できます。
【初期投資2,000万円の場合】
約80%(1,600万円)を初年度経費化 = 法人税率30%の場合、約480万円の税圧縮効果
2.売上実績が明確で事業計画の精度が高い
新規出店と違い、過去の売上データが残っているため、リノベーション後の見込み売上が正確に予測できます。
3.既存顧客がすでに付いている
長年営業してきた店舗は地域住民の生活に根付いており、一等地でなくても固定客がいます。設備が古いだけで売上が落ちている「隠れ優良物件」を発掘できるのが最大の醍醐味です。
リノベーションで売上を劇的に伸ばすポイント
古いコインランドリーは、見た目が暗く、両替が面倒、使いにくいなど、顧客離れの原因が明確です。これを現代風に生まれ変わらせることで、驚くほどの効果が出ます。
【主なリノベーション内容】
■2段式洗濯乾燥機・大型機の導入(省スペース+大物洗い対応)
■最新機器による水道光熱費の大幅削減
■キャッシュレス決済の導入(現金不要)
■スマホで稼働状況・終了通知を確認できるシステム
■無料Wi-Fi、充電コンセント、テーブル設置で待ち時間も快適に
実際の事例として、築20年のボロボロのコインランドリーを購入したA社長は、リノベーションによってそのコインランドリーの月商を20万円から60万円に増やしました。
さらに、無人冷凍食品販売スペースを併設したことで、月商は80万円に。リノベーション前の4倍にまで増加させたのです。
中古コインランドリー投資に潜む落とし穴
中古コインランドリーが人気の理由として、メリットを中心に紹介してきました。しかし、もちろんリスクも存在します。
中古コインランドリー投資を検討するうえで、特に気をつけなければいけないリスクは次のとおりです。
■近隣に新店舗が出店すると売上が下がる可能性
■中古物件特有の予期せぬ修繕費用
■無人運営でも清掃・トラブル対応が必要
これらのリスクを最小限に抑えるには、信頼できるパートナー選びが何より重要でしょう。
業者選びの際は、特に以下の点をチェックしてください。
■売上・経費シミュレーションが細かいか
■クレーム対応・管理体制がしっかりしているか
■中古リノベーションの実績が豊富か(仕入れコストを抑えられる)
黒瀧 泰介
税理士法人グランサーズ共同代表/公認会計士・税理士
