◆中年のメンタルを追い込む気候変動
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「’20年以降、毎年のように猛暑日数の記録が更新され、専門家すら予測できなかった事態になっています。特に厄介なのが残暑です。かつてはお盆を過ぎれば秋風が吹きましたが、今では9月でも酷暑が続く。昨年も猛暑日から一気に冬に転じ、“秋がない状態”となりました。今年も、10月に猛暑日がきてもおかしくない。また、日照時間は短くなるのに気温は高いまま。“暗くなっても暑い”というチグハグさが心身のストレスを増幅させています」
特に近年の気候変動は、“中年世代にとってこそ危険”だという。
「若者は物心がついたときから猛暑を経験しているため順応していますが、中年以降は20年前と比較すると、違う土地に引っ越したレベルの変化にさらされている。一昔前の夏とは違うと心得、備える必要があります」
むしろこれからの時期こそ夏うつならぬ「残暑うつ」に注意すべきだ。
◆あなたも病んでいる? 残暑うつセルフチェック
![[残暑うつ注意報]が発令中!](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/210/2025/9/1758844908372_6akpjcyrtzq.jpeg?maxwidth=800)
□長時間寝ても、朝起きると疲れが残る
□日中に強い眠気に襲われる
□食欲がなく、食べても胃がもたれる
□些細なことでイライラし、キレやすい
□気分がひどく落ち込み、晴れない
□胸が締めつけられるようにザワザワする
□口の中が渇きやすい
□微熱が続きやすい
□朝が特に調子が悪く、夕方に少し回復する
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10項目中、7項目当てはまったら要注意!
【精神科医・立川秀樹氏】
パークサイド日比谷クリニック院長。著書に『「こころの病気」から自分を守る処方せん』(毎日コミュニケーションズ)など
【精神科医・益田裕介氏】
早稲田メンタルクリニック院長。診療のかたわら、自身のYouTubeチャンネル「精神科医がこころの病気を解説するCh」にて情報を発信
【気象予報士・森 朗氏】
ウェザーマップ代表取締役社長。数多くのテレビ・ラジオで天気解説を担当。著書に『異常気象はなぜ増えたのか』(祥伝社)など
取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/bambeam
―[[残暑うつ注意報]が発令中!]―

