父の本音
Cさんが自宅に戻ってきた当初、Aさんは世間体を考えて腹が立ったと振り返ります。
しかし今では、Cさんが職場の人間関係をひとりで悩んでいたことを不憫に思うと同時に、最悪の決断をせず帰ってきてくれてよかったと安堵しているそうです。
また、Cさんの治療費は「自立支援医療」制度を使うことで、自己負担額が原則1割で済むことを知りました。ほかにも「障害者就業・生活支援センター」の存在など、サポート制度を知ることで、過度な不安は消えたといいます。
親子の「その後」
Cさんは地域の「障害者就業・生活支援センター」に通って再就職先を探した結果、実家から通勤できる工務店で働けることになりました。
Aさんは、Cさんが無事に働きはじめたら、その工務店にバリアフリーの工事を依頼すると、嬉しそうに教えてくれました。なお、自宅をバリアフリー化する際、工事の内容によっては所得税額の控除や固定資産税が減額され、さらに自治体によっては助成金が給付される制度があることも知ったそうです。
年を重ねると“想定外の事態”に遭遇しやすくなります。そしてそれは、外的要因によることも少なくありません。そんな“想定外”にも落ち着いて対応できるよう、家計収支の把握・アップデートを心がけておきましょう。
牧野 寿和
牧野FP事務所合同会社
代表社員
