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“ロングライフ・ローメンテナンス”で都立公園を豊かに彩るコンテスト「第4回東京パークガーデンアワード 夢の島公園」全国から選ばれた5人のガーデンコンセプト

“ロングライフ・ローメンテナンス”で都立公園を豊かに彩るコンテスト「第4回東京パークガーデンアワード 夢の島公園」全国から選ばれた5人のガーデンコンセプト

「持続可能なロングライフ・ローメンテナンス」であることに加え、審査で見る重要なポイント 

2025年に行われた「第3回東京パークガーデンアワード」の審査の様子。今回の審査員は、福岡孝則さん(東京農業大学地域環境科学部 教授)、正木覚さん(環境デザイナー・まちなか緑化士養成講座講師)、吉谷桂子さん(ガーデンデザイナー)、本木一彦さん(東京都建設局公園緑地部長)、植村敦子さん(公益財団法人東京都公園協会 常務理事)。

第4回も“持続可能なロングライフ・ローメンテナンス”であることが欠かせないルールです。丈夫で長生きする宿根草・球根植物(=多年草)を中心に、季節ごとの植え替えをせず、季節の花が順繰りに咲くようデザインすることが求められています。

●公園の景観と調和していること 
●公園利用者の関心が得られる工夫があること
●公園利用者が心地よく感じられること
●植物が会場の環境に適応していること 
●造園技術が高いこと
●四季の変化に対応した植物(宿根草など)選びができていること
●「持続可能なガーデン」への配慮がなされていること
●メンテナンスがしやすいこと
●テーマに即しており、デザイナー独自の提案ができていること 
●総合評価
※各審査は別途定める規定に従い、審査委員による採点と協議により行われます。

第3回開催の砧公園で見られた“ロングライフ・ローメンテナンス”を実現しながら豊かに彩るための工夫

ここ数年、猛烈な酷暑が続いています。この異常な気候変動を乗り切るためには、耐暑性や耐乾性のある植物の選定、そして強くても爆発的に繁茂する種類は避けるなどの知識が必要です。またメンテナンスも欠かせない要素で、手入れのテクニックも審査の対象となります。メンテナンスはガーデナーの申請によって行うことが条件ですが、手入れの頻度(回数)も評価の参考になります。

そこで、「ロングライフ・ローメンテナンス」を実践するために、前回開催のコンテストガーデンで取り入れられた工夫をいくつか紹介します。

1. メンテナンス時の発生材(剪定枝など)をガーデン内で循環するためのバイオネストの設置

ガーデンの中央で大きなオブジェのような存在感を放っていた、印象的なバイオネスト(エリアA)。

2. ガーデンの土中に空気を送り込むための通気口の設置

直径20cmほどの穴に枝を組んで作った通気口。入り口部分にグラスの穂をあしらい、鳥の巣のような愛らしさを演出(エリアB)。

3. テントウムシを呼ぶための、バンカープランツを植栽

テントウムシがエサとして好むアブラムシが早春に集まるように植え込んだ原種のチューリップ(エリアC)。

4. 土中の微生物を活性化させるための、菌糸のステップを配置

キノコの菌床を円盤形に固めたステップ。植物の根の伸長を促すのに効果的(エリアD)。

5. シードヘッドになる植物を積極的に使う

カールドン、アリウム、バーバスカム、バーベナのシードヘッドを巧み組み合わせ、秋~冬の景色に深みを与える(エリアE)。

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