いつまでも輝く女性に ranune
あなた、今月のお給料おかしいわ…通帳を手に顔面蒼白の妻。部長職を外れ〈年収300万円減〉の55歳夫を窮地に追いやる「とんでもない秘密」【FPの助言】

あなた、今月のお給料おかしいわ…通帳を手に顔面蒼白の妻。部長職を外れ〈年収300万円減〉の55歳夫を窮地に追いやる「とんでもない秘密」【FPの助言】

月3万円の節約に成功、さらに妻も厚生年金加入へ…斉藤さん夫妻が始めた「家計立て直し作戦」

役職定年から半年後、斉藤さん夫妻の生活には確かな変化が生まれました。

家計簿アプリを導入して支出を“見える化”した結果、重複していた保険や不要な特約が明らかになり、通信費の見直しと合わせて月3万円の節約に成功。以前は家計の話を避けがちだった斉藤さんも、今では毎月アプリを恵さんと一緒に確認するようになりました。お金の話を共有できるようになったことで、夫婦の安心感も大きく変わったといいます。

さらに、恵さんは週3日・1日5時間のパート(月収約8万円)を、週4日・1日6時間に増やし月収は約11万円に。この働き方なら厚生年金にも加入できます。

「年収が下がったことは事実だけど、二人で向き合えば道は開ける」と斉藤さん。

夫婦は話し合い、「毎月5万円を貯蓄する」という目標を掲げました。節約で生まれた3万円と恵さんの収入増からの2万円を積み立てれば、10年で600万円が手元に残ります。

役職定年から3年…「老後破綻の危機」から脱した斉藤さん夫妻が手にした"希望"

役職定年から3年が経った今、斉藤さん夫妻の家計は着実に立て直しつつあります。毎月5万円の貯蓄目標は習慣化し、3年間で180万円の貯蓄を作ることができました。

斉藤さんは、58歳になった今も同じ会社で働き続けています。60歳以降の働き方についても、すでに会社と交渉を始めています。再雇用の条件を確認し、厚生年金に加入できる働き方を選ぶつもりです。

「60〜65歳の5年間も、できるだけ厚生年金に加入し続ける。それが老後の安心につながる」

恵さんもパートを続けながら、将来は年金を繰り下げ受給することも検討しています。

斉藤さん夫妻のケースから学べることは明確です。役職定年で家計の綻びが露呈したときこそ、夫婦が現実を共有し、55〜65歳の10年間をどう過ごすかを決めることの重要性です。この10年を「年金を最大化する期間」と位置づけ、厚生年金に加入できる働き方を続ければ、老後の安心は大きく変わります。

収入が下がっても、月数万円の積み立てを続ければ10年で500万〜1000万円の資産形成は十分可能です。役職定年は不安をもたらす出来事ですが、「老後のお金をつくり直す」絶好の機会でもあります。

55歳を迎えたあの日こそ、二人が未来を見直す転機でした。これからの10年をどう積み重ねるかが、老後の安心を左右します。

三原 由紀
プレ定年専門FP®

あなたにおすすめ