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35歳「元女子」トランスジェンダー男性を直撃。「この体を離れたい」幼少期の“自殺未遂”と人生を変えた“父の一言”とは

35歳「元女子」トランスジェンダー男性を直撃。「この体を離れたい」幼少期の“自殺未遂”と人生を変えた“父の一言”とは

「自分らしく生きたい」。 誰しも一度は、そんなふうに願ったことがあるのではないでしょうか。

“SHOW-1”の名前で活動するショウイチさん(35)は、トランスジェンダーとして葛藤やつらい経験をしてきました。現在は苦難を乗り越え、InstagramやTikTokで「元女子」として発信活動をしています。

今回はショウイチさんに、幼少期の苦労や、怖かったというお父様へのカミングアウト、そして世の中に対して思うことを伺いました。

ショウイチさん(35)
ショウイチさん(35)

◆幼少期〜思春期までの苦労

ーー女子時代の幼少期から思春期あたりまでのお話を伺えますか。

ショウイチさん:僕は1990年に生まれ、三重県伊勢市で育ちました。女の子で生まれましたが、物心がついた頃から自覚は男の子で、大人になったら男の子になると何の疑問もなく思っていました。

でも、男の子の遊びをしたり、好きな色である黒や青のものを身につけたりすると、周りの反応がいまいちよくありませんでした。

ーー具体的に、どのような反応をされたのでしょうか。

ショウイチさん:男子と男の子の遊びをしたかったんですけど「あいつ女なのに男と遊んどる」と噂をされるんです。それがいやで女子と遊ぶようにしていましたが、絵を描いたり、おしゃべりしたりしても楽しくなくて。

ガールズトークでは好きな人の話題になったときに嘘をつけなくて、正直に女の子の名前を挙げて驚かれることもありました。

ーー周囲との居心地の悪さを感じていたのですね。

ショウイチさん:男っぽいということでついたニックネームは「オトコオンナ」「メスゴリラ」。男女関係なく、一緒によく遊ぶ子たちからつけられました。

ーー普段は仲がいい子たちから付けられたのですね。おちゃらけた感じで、度が過ぎてしまったのでしょうか。

ショウイチさん:そうです。仲がいいからこそ言っちゃったんやろなって思います。

ただ、今になって思うのは、親しき仲にも礼儀ありってやっぱり大事だなってことです。親しいからといって「アホ」「バカ」みたいに度が過ぎた言葉を投げかけていいわけじゃない。

ーー子どもだけの話ではなく、大人同士でも大切なことですよね。

ショウイチさん:本当にそうです。そのときの経験があるから、ちゃんとお礼や挨拶をしようって、今でもすごく意識しています。

◆体の変化が大きなストレスに

幼少期のショウイチさん
幼少期のショウイチさん
ショウイチさん:分かりやすくいじめられた記憶はないんですけど、いやなことが少しずつ積み重なりストレスになっていきました。

生きてて何が楽しいのか分からなくなり、小4ぐらいから毎日自由学習帳に「死にたい」となぐり書き。バレないように、細かくちぎってぐしゃぐしゃにしてゴミ箱の底に捨てていました。

ーー苦しみを一人で消化するしかなかったのですね。

ショウイチさん:それでも発散できなければ、自分や壁を殴る。拳から血が出ることもありました。

とくに体が変化する時期はつらくて、お風呂に入ると鏡があるからいやでも自分の体が見えます。

胸が膨らんできたときは、剥がそうとして手で掴んであざができることもありました。体は自分から離れないので、死んだら体から魂が外れるんじゃないかと思い、小学校卒業前にリストカットと飛び降り自殺未遂をしました。

小学校のときが一番きつかったです。


配信元: 日刊SPA!

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