◆『ジュラシック・パーク』の影響も
恐竜戦隊ジュウレンジャー(1992年放送)マンネリ化を打破するため、戦うトレンディドラマという変化球をコンセプトに制作された前作『鳥人戦隊ジェットマン』。前作と差異化するため、王道の「スーパー戦隊」をテーマに『恐竜戦隊ジュウレンジャー』は制作されました。
しかし、王道とはいえ、マンネリ化を打破するための新要素がないわけではありません。モチーフには当時制作が発表され、話題となっていたスティーブン・スピルバーグ監督作の最新作『ジュラシック・パーク』の影響により、恐竜を採用されました。
そこにRPGブームの要素も加えてデザインするなど、全体を通して世相を反映した設定となっています。さらに『恐竜戦隊ジュウレンジャー』から本格的に6人目の戦士、俗に言う追加戦士が登場するようになります。
この『恐竜戦隊ジュウレンジャー』はアメリカに輸出され、『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』として人気を博しました。その人気は絶大で、おもちゃを買うための交通渋滞が起き、ニュースになるほどでした。現在ではディズニー+で、ドラマ版『パーシー・ジャクソンとオリュンポスの神々』のショーランナーの手によってリブートが進められています。
◆“百獣武装”と東日本大震災直後の作品
百獣戦隊ガオレンジャー(2001年放送)「スーパー戦隊」シリーズ25周年記念作品として制作された『百獣戦隊ガオレンジャー』はCGが多く取り入れられ、1990年中ごろに途絶えていた劇場版制作を復活させるなど、記念作品として多くの新要素が盛り込まれました。
その新要素の中でも玩具の売上に貢献したのが“百獣武装”という設定です。巨大ロボの手や足のパーツが取り替えられるという設定は、これまでのおもちゃの販売モデルに変化をもたらし、新しい遊び方を提案しました。
海賊戦隊ゴーカイジャー(2011年放送)
「スーパー戦隊」シリーズ35作目を記念して制作された『海賊戦隊ゴーカイジャー』は、東日本大震災の影響を受けた作品でもあります。当初、レジェンド戦隊という名称で再登場する過去の出演者はそう多くなかったとのことでしたが、震災の影響を受け出演を決意した俳優もいたとのことです。

