◆「最後のスーパー戦隊」劇場版で熱い展開に
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー(2025年放送)記念すべきスーパー戦隊50周年記念作品にして、休止期間に入る前の最後のスーパー戦隊が『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』です。主人公たちは戦隊リングによって変身し、歴代の戦隊リングによって、かつてのレッドに変身するユニバース戦士とときに協力し、ときに戦う物語となっています。
劇場版では全人類が歴代レッドの戦士に変身するなど、これまでのスーパー戦隊が紡いできた歴史が、日本を含め、様々なところで正義の心として根付いていることを描きました。また、初の公募での新戦隊を募集し、それにより誕生した50番目のスーパー戦隊『折リジナル戦隊オリガレッド』が登場するなど、最後に相応しい前例のない挑戦を続けています。
◆マンネリ化との戦いと、未来へ繋がるバトン
「スーパー戦隊」シリーズは常に新しいことに挑戦し続けました。そのため、一つとして同じ作品はなく、どの作品も魅力的なものばかりです。しかし、作品ごとに新しい試みを取り入れ続けた「スーパー戦隊」は、一時的な休止期間に、言い方を変えれば充電期間に入ります。ですが、その歴史が途切れるわけではありません。「スーパー戦隊」シリーズのバトンは「PROJECT R.E.D.」シリーズ第1弾『超宇宙刑事ギャバンインフィニティ』に渡され、東映特撮のヒーローの歴史は新たなものとして続いていくのです。
かつての「パワーレンジャー」シリーズのように、日本の特撮作品はクールジャパンとして世界に誇れるものになっていくことでしょう。そこには常に新しいものに挑戦する制作スタッフの姿勢がありました。今後、次の世代の子どもたちに向けて、どのようなヒーローが生まれるのかに注目が集まります。
<TEXT/鯨ヶ岬勇士>
【鯨ヶ岬勇士】
映画・ドラマ・アニメをメインとするフリーライター。エンタメ作品の取り巻く社会情勢や政治問題なども幅広く取り扱う。得意領域は特撮、アメコミ、ホラーなどエンターテインメント業界。X:@Sleeped_Beowulf

