災害時は「一定額の現金」が身を守る
青木 先生、地震に備えてどう資産を持っておいたらいいでしょう?
坂本 地震直後、株価も不動産も価値が下がるかもしれません。一定額は預金で持っておくことは大事です。いざというときに役に立ちます。それから、今はキャッシュレス時代ですが、地震や災害直後のことを考えたら現金も手元にあったほうがいいですね。避難所に行かなくてはいけない場合も現金は必要になりますよ。
青木 なるほど! たんす貯金も役に立つわけですね。小銭も必要ですね。
坂本 そしてさやかさん、自分の持っている不動産が被害にあったら、保険を請求しなければならないから書類をファイルしておくこと。ただし、保険金の支払いまでは時間がかかります。だからすぐに使えるお金を持っておくということは重要です。
青木 私、地震保険、入っているのかな……。
坂本 地震保険は単独では加入できず、火災保険とセットで加入する必要があります。
そして、火災保険には個人賠償責任保険を特約で付けられます。お子さんがいるお宅にはおすすめしますね。ペットが人にけがをさせたり、子どもが自転車での事故で相手にけがをさせたりして損害賠償責任を負ったら、かなりの額が必要となるケースも。それを補償してくれる特約です。それからさやかさん、保険証券のコピーを避難袋に入れておくことをおすすめします。
青木 保険証券、どこにいったのだろう。
[図表3]火災保険は建物の構造と所在地で保険料が変わる 出典:『貯蓄が苦手な人こそ読んでほしいお金の第一歩 お金まわりを見直したら人生が変わった』(日経BP)より抜粋
「地震保険は政府と保険会社が共同で運営しているため、どの保険会社で契約しても保険料は同じ。契約する保険会社は火災保険の内容で選ぶといいでしょう」
青木 さやか
タレント/俳優/エッセイスト
坂本 綾子
1級ファイナンシャル・プランニング技能士/日本FP協会認定CFP®
