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女性だから…の「思い込み」を脱ぎ捨てて。坂東眞理子さん「人生後半、新しい一歩を踏み出すには

女性だから…の「思い込み」を脱ぎ捨てて。坂東眞理子さん「人生後半、新しい一歩を踏み出すには

70代の現在も昭和女子大学総長を務める坂東眞理子さん。50代、60代と女性が新しいステージに一歩踏み出すのを阻むのは、実は女性自身が無意識にとらわれている「思い込み」が原因では?と指摘。思い込みにとらわれず生きるコツを教えてもらいました。

坂東眞理子さんのプロフィール

坂東眞理子さんのプロフィール

ばんどう・まりこ
1946(昭和21)年、富山県生まれ。東京大学卒業後、総理府(現内閣府)に入省。内閣総理大臣官房男女共同参画室長、埼玉県副知事、在オーストラリア連邦ブリスベン日本国総領事などを歴任。2001年、内閣府初代男女共同参画局長を務め、03年に退官。04年、昭和女子大学教授、同大学女性文化研究所長。07年に同大学学長、14年理事長、16年から総長に。ベストセラーとなった『女性の品格』(PHP研究所刊)の他『女性の覚悟』(主婦の友社刊)など著書多数。

思い込んでいるのは、ほかならぬ女性自身かも

思い込んでいるのは、ほかならぬ女性自身かも

「私は女だから」「もう年だから」「人の迷惑になるから」…… そうした思い込みに知らず知らずのうちにとらわれて自分の世界を狭めてしまったり、人間関係に疲れてしまったりしていませんか? 「そんなこと私には関係ない」と思うことも、実は思い込みかもしれない、と坂東眞理子さんは言います。
 

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「今日は自分を元気に見せたいから、赤い服を選びました」

そう穏やかに笑って迎えてくれたのは、昭和女子大学総長で、『女性の品格』などの著書でも知られる坂東眞理子さん。著書『思い込みにとらわれない生き方』では、女性たちに向けて、無意識のうちにとらわれている思い込みから自由になろうと訴えています。

「書こうと思ったきっかけは、2021年に森喜朗元首相が『女性は話が長い』という意味合いの発言をしたことです。

当時、森さんに対して思い込みや偏見にとらわれているという批判が出ましたが、きっと同じような考えを持っている人は他にもたくさんいるだろうなと思いました。

そして実は女性たち自身も、『女だからしょうがない』とか『母親だからこうあるべき』という思い込みにとらわれているんじゃないかと思ったんです」

配信元: HALMEK up

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