ジャーナリングは“日記”とは違うの?
ジャーナリングとは、自分の気持ちや出来事を、手帳やノートに自由に書き出す習慣のこと。
日記は「何があったか」という出来事の記録が中心。一方、ジャーナリングは「自分がどう感じたか」「本当はどうしたいのか」といった、内面にフォーカスします。
例えば、友人との会話でモヤモヤしたとき。日記なら「◯◯さんとランチした」で終わりますが、ジャーナリングでは「何にモヤモヤしたんだろう?」「本当はどう伝えたかった?」と自分の気持ちを探っていくのです。
科学が証明!ジャーナリングの効果
「書くだけで効果があるの?」と思われるかもしれません。でも実は、ジャーナリングには科学的根拠があります。
ポジティブ心理学の権威であるマーティン・セリグマン博士らの研究では、「3つの良いことを書く」習慣が幸福感を高め、抑うつ症状を軽減することが証明されました。他にも、ストレス軽減、不安の緩和、自己肯定感の向上など、さまざまな効果が報告されています。
興味深いのは、「感情はコントロールできない」と思っている人でさえ、ジャーナリングをすると幸福度が上がるという研究結果。つまり、半信半疑でも効果が期待できるのです。

