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自己嫌悪を希望に変える「未来予想図」の描き方!精神科医Tomy「自己嫌悪の抜け出し方」#3

自己嫌悪を希望に変える「未来予想図」の描き方!精神科医Tomy「自己嫌悪の抜け出し方」#3

自分を嫌いになってしまう背景には、自分では気付きにくいさまざまな原因があります。今回は精神科医Tomyさん監修のワーク形式で、それらの原因を一つずつ紐解いていきます。自己嫌悪を手放し、前向きな自分を取り戻す「未来予想図」の作り方も必見です。

※本記事は『精神科医Tomyの自己嫌悪の抜け出し方』(日本能率協会マネジメントセンター刊)より一部抜粋して構成しています。

第1回では「自己嫌悪してしまう人の問題点」と「自分を嫌いになる人・ならない人の違い」 について、第2回では、私に寄せられたお悩み相談の中から、50代女性にも多い2つの自己嫌悪パターンをピックアップして、心を軽くするための対策を解説してきました。

今回のテーマは、「自己嫌悪を手放す方法」について。あなたを苦しませる「自己嫌悪」をラクにするためのプロセスを、ワーク形式で一緒に考えていきましょう。

教えてくれたのは:精神科医Tomy(トミー)さん

名古屋大学医学部卒業。医師免許取得後、名古屋大学精神科医局入局。精神保健指定医、日本精神神経学会専門医。Xのフォロワーは39万人(2025年11月現在)で、テレビ・ラジオなど各メディアへの出演も多数。ベストセラー『精神科医Tomyが教える1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(1秒シリーズ)をはじめ著書多数。ハルメクTV「モヤモヤのち晴れ」 にもゲスト出演中!

【ワーク1】自己嫌悪を「5W1H」で分析する

【ワーク1】自己嫌悪を「5W1H」で分析する
makaron* / PIXTA

「悩み」がなかなか解決しないのは、「言語化」されていないからです。「悩み」の輪郭がはっきりしないため、何で悩んでいるのかすらよく理解できません。悩みの正体がはっきりしないと、より不安を感じるものです。

「自己嫌悪」も同様です。自分がどんなとき、何に対して自己嫌悪に陥るのかを、なるべく具体的に書き出す必要があります。

書き出すときのコツは、 英語の「5W1H」を意識すること。例えば、「友人のSNSを見ると、ふっと自己嫌悪に陥る」とします。この“自己嫌悪に陥る”状況を、5W1Hで分析していくのです。

(例)自己嫌悪に陥ったのは…

  • When(いつ?)→友人のSNSを見たとき
  • Where(どこで?)→オンライン上で
  • Who(誰がきっかけ?)→友達
  • What(何があった?)→キラキラした投稿
  • Why(なぜ?)→自分にはこんな生活はできないと感じた
  • How(どのように思ったから?)→うらやましいと思った

上記をまとめると、「SNSで見た友人のキラキラした生活がうらやましい。でも、自分にはこんな生活はできないと感じた。だから自己嫌悪に陥った」という状況が見えてきます。

配信元: HALMEK up

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