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自己嫌悪を希望に変える「未来予想図」の描き方!精神科医Tomy「自己嫌悪の抜け出し方」#3

自己嫌悪を希望に変える「未来予想図」の描き方!精神科医Tomy「自己嫌悪の抜け出し方」#3

【ワーク2】自己嫌悪の奥底にある「劣等感」を書き出す

【ワーク2】自己嫌悪の奥底にある「劣等感」を書き出す
Graphica Nippon / PIXTA

なぜ、自己嫌悪に陥ったのか。その理由を考えていくと、自分の奥底にある劣等感が浮かび上がってきます。前述の、「SNSで見た友人のキラキラした生活がうらやましい。でも、自分にはこんな生活はできないと感じた」ケースを例に考えてみましょう。

例えば、その友人が社会的に成功したり、お金を持っていたりしている「キラキラ感」が原因なら、「ステータス」や「お金」に関して劣等感を持っていることになります。

その友人が著名人とつながっていたり、大勢で遊んでいたりする様子を見て、「うらやましいけど私にはできない」と感じるなら、「友人関係」に劣等感を持つ可能性もあります。

このように、心が重くなる理由を分析し、思い付く限りの劣等感を書き出していくのです。

【ワーク3】劣等感の「妥当性」について検証する

【ワーク3】劣等感の「妥当性」について検証する
emma / PIXTA

劣等感は、本人が劣っていると思いこんでいるだけで、「実際には劣っているわけではない」ケースが多々あります。「劣等感を克服する」のも一つの解決法ですが、「その劣等感は、本当に気にするべきことなのか」を検証することも、重要なポイントです。

劣等感の妥当性は、次のような方法で検証していきましょう。

1:客観的な数字やデータを出す

自分が劣っていると思うことに関する、具体的な数値があれば出してみましょう。今回の例でいうと、「ステータス」「お金」「友人関係」ですね。

その数値を元に、自分の状況を冷静に見直してみるのです。

  • 「ステータス」→私は地元企業でOLをしている。
  • 「お金」→給料は、この地域の同世代の平均よりちょっといいほう。
  • 「友人関係」→友人は、親友と言える人が2人。日頃から時々飲みに行ったり食事に行ったりする人が10人ぐらいはいる。

このように自分を客観視すると、「別にすごく劣っているわけではないな」などと考えることができます。

2:他人に相談する

もちろん劣等感ですから、誰にでも相談できるわけではないでしょう。「この人なら言える」という存在がいたらでいいと思います。

相談時は、「実は私、〇〇がコンプレックスなんだよね~」と雑談っぽく取り上げると、話しやすいと思います。相手の反応や話しぶりを見て、「自分は自分が思っているほど、悪くないのかも」と思えたら成功です。

配信元: HALMEK up

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