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みるみる片付く!やましたひでこ流「出掛ける前」と「寝る前」の【断捨離】成功術

みるみる片付く!やましたひでこ流「出掛ける前」と「寝る前」の【断捨離】成功術

引き出し1つ。「空間」で自分のキャパが見えてくる

まず引き出しという「空間」 。ここはパッと俯瞰(ふかん)できる限定空間であり、ごく身近な収納場所です。引き出しは閉じてしまえば、中は見えません。ゆえに、開けたらびっくりの混沌空間になりがちです。

誰しも物事に対して自分が扱えるキャパシティがあります。引き出しは、それをわかりやすく可視化してくれます。

キッチンの引き出しがこんな「景色」だったら、前向きなエネルギーが湧いてきませんか?

引き出し1つ。「空間」で自分のキャパが見えてくる
写真=高野大(フォトアートたかの)

自分はどのくらいキャパがあるのか、それを見極める手段としても引き出しを活用していただくことは有効です。

また「引き出しの断捨離」は、手をつけやすく、比較的短時間でできるわりに、断捨離後のカタルシス効果が大きいのも特徴です。

1か所を断捨離することで、1つ新たな視点を得ることができます。

それはあなたのステージが1つ上がったということ。大げさだと思うかもしれませんが、行動すると「やったらできた」「やったらわかった」を実感することができますよ。

バタバタなのに「出掛ける前」が断捨離に向いている理由

バタバタなのに「出掛ける前」が断捨離に向いている理由
mits / PIXTA

ここからは「この時間に、この空間の断捨離をしましょう」という提案をしていきます。

ところで、なぜ出掛ける前というバタバタ慌ただしい時間をあえて提案するのでしょうか。これには理由があります。

多くの人が「断捨離したいけどできない」と悩んでいる理由として、「時間がない」が挙げられます。

そもそも断捨離は「大量のモノをまとめてするもの」というイメージを持ちがち。ゆえに、ただでさえ忙しい日々の中で「まとまった時間」がとれるはずもなく、先延ばしにしている現実があります。

そこで私は声を大にして言いたい。断捨離は日常の中で行うお手入れですよ、と。

小さく区切ったこの1か所でいい、ごく短時間で「ついでに」できるものです。わざわざ時間を作る必要はなく、今日からカンタンにできることを知ってほしいのです。

出掛ける前は時間がないため必死になります。朝、歯磨きをしたら、ついでに洗面台の鏡も磨く。靴を履くついでに靴箱一段を眺め、もう履かない靴を取り出す。このように、出掛ける準備をしながら「ついでに」始末をしていきましょう。

短時間なので、グダグダと言い訳している暇はありません。とにかく準備して出掛けなければならないのですから、先延ばしできない。「お尻を決める」と、やるしかないのです。

もちろんやり残してしまうこともありますが、そんなときは「今回はここまでできた!」と切り替えて、元気に出発しましょう。

朝の短時間、ちょっとがんばって断捨離したことで、帰ってきたときの気分が全く違います。気持ちよく帰路につくことができ、出掛けた先での気分も軽やかでいられます。

配信元: HALMEK up

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