群馬県前橋市の元市長である小川晶氏が2025年12月27日にXに動画を投稿し、政治活動のための個人からの寄付を呼び掛けた。

「県議の時から一貫して大きな組織や団体に頼ることなく政治活動を行っており」
小川氏をめぐっては、NEWSポストセブンが9月24日配信の記事で、既婚の男性部下と複数回ラブホテルを訪れていたと報じた。小川氏は同日の会見でホテルに行ったことを認めた上で「場所が極めて不適切だった」と謝罪。男性幹部が妻帯者であることは把握していたとしながらも「男女の関係はない」とし、「公私にわたる相談に乗ってもらっていました」と釈明した。
その後、小川氏は11月27日に辞任。これに伴い、26年1月12日に市長選が行われ、小川氏も立候補を表明している。
小川氏のサポーターチーム公式Xは、27日に「ご支援いただいている皆様へ」とつづり、小川氏が映った動画を公開。小川氏はネイビーのブレザーと、インナーには白地に小さな模様があしらわれた白いシャツを着用した姿だ。
動画の中で小川氏は「私の政治活動は特定の政党や団体、大きな組織に頼ることなく市民の皆さま一人一人に支えられています」と明かしつつ、「ただいま寄付を募集しておりますので、ご賛同いただける方はぜひ寄付フォームからご協力お願いいたします」と寄付を呼び掛けていた。
さらにポストでは「県議の時から一貫して大きな組織や団体に頼ることなく政治活動を行っており、市長に就任以降もそれは変わらずにいます」「特に、市長は行政権限を持つ立場であるため、特定の企業や団体に過度に頼る事は公平性公正性の観点から慎むべきだと考えています」と説明。
また、「それゆえに個人の皆さまからのご寄付に頼らざるを得ません」とし、「いただいたご浄財は選挙や政治活動にしっかり使わせて頂きます。そして、より良い前橋をつくることでお返ししたいと考えています」とつづっていた。
しかし、このポストに小川氏の元には、「退職金貰ったんでしょ?」「寄付を募る前にキチンとした説明を自らから始めないと」「前橋市の税金を無駄遣いして、さらに寄付金下さいってどういうこと?」という声が集まっていた。