12月は肌ケアの「手抜き派」と「強化派」で肌状態に約3倍の差が出るそうです。乾燥やくすみが加速しやすい50代こそ、年末の“ケア格差”にご用心。何を注意すればいいか解説します。
12月は「しっかりケア派」と「手抜き派」に分かれる
12月は気温の低下とともに乾燥が本格化し、肌へのダメージも進みがちな季節。
しっかり保湿対策を行いたいところです。一方で、忘年会や仕事の締め、家の用事などが重なり、「今日は最低限でいいか」とスキンケアを簡単に済ませてしまう人が増えるのも、この時期ならではの特徴です。
12月の肌ケアについての調査(※)では、「乾燥対策として普段より強化する」と答えた人が47%、「忙しくて普段より手抜きになる」と答えた人が41%と、ほぼ拮抗する結果に。
手をかけるか、後回しにするか。12月の過ごし方は、年明けの肌の印象を左右する分かれ道とも言えそうです。
手抜き派は肌悪化リスク約3倍。50代の冬肌に何が起きる?
調査(※)では、この“ケア格差”がそのまま肌状態の差として表れることも明らかになりました。
12月にスキンケアを手抜きした人の約68%が「肌状態が悪化した」と感じた一方、ケアを強化した人では約23%にとどまり、その差は約3倍。
わずか1か月のケアの違いが、ここまで大きな差を生む点は見逃せません。
今回の調査結果について、美容皮膚科・形成外科医の高桑医師はこう話します。
「冬は気温と湿度が下がり、肌のバリア機能が最も揺らぎやすい季節です。乾燥・寝不足・生活の乱れが重なることで、肌は想像以上にダメージを受けます」
特に50代は、皮脂量が減り、水分を抱える力も低下しがち。ケア不足が続くと、気付かないうちにくすみやハリ低下として表れやすくなります。

