いつまでも輝く女性に ranune
“あおり運転”してきた黒いセダンにクラクションを鳴らしたら「文句あるなら降りろや!」怒鳴った瞬間、運転手を襲った悲劇――年末年始ベスト

“あおり運転”してきた黒いセダンにクラクションを鳴らしたら「文句あるなら降りろや!」怒鳴った瞬間、運転手を襲った悲劇――年末年始ベスト

◆10キロも続いたあおり運転

高速道路の風景
 夜7時頃、友人とドライブをしていた及川由紀さん(仮名・30代)。1車線の道路を走っていた。

「私たちの前に1台の車が走っていました。結構飛ばしてついていったんですが……」

 バックミラーを確認すると、後ろを走る車のライトが見えたという。

「すごい勢いでライトが大きくなって、あっという間に私の車の後ろにつきました。そして、ナンバープレートが見えない距離にまで近づいてきたんです」

“夜の道路でなにを考えてるんだ?”
“私の前にも車がいるのに見えないのか?”

 道を譲ることもできないため、10キロほど“あおり運転”が続いたそうだ。

◆追い越しの際に中指を立てられて…

「万が一、前の車が急ブレーキを踏んだら玉突き事故になると、冷や汗をかきながら運転していました。友人も不安そうでしたが、だんだん怒りのほうが強くなってきたんですよね」

 すると、追い越し車線が見えてきた瞬間、後ろの車は車体を揺さぶりながら“抜くぞ、抜くぞ!”とアピールしてきたという。そして、その車は、及川さんの車に向かって“中指を立てながら”追い抜いていった。

「こちらも腹が立っていたので、すかさず“親指を下げました”。相手はイラっとしたのか、さらに加速していきました」

 しかし、その先には緩いカーブがあった。

 カーブを曲がり切れなかった運転手は、ハンドルの制御ができなくなり、道路の両端の壁にぶつかりながら転がっていったそうだ。

「不謹慎かもしれませんが、『あおってくるからだ! ざまあみろ!』と思いました」

 運転手は自力で車から脱出し、ケガはなかったようだ。 

<取材・文/chimi86>

【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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