美容師の給料は安い?アシスタントや店長などの役職・職場・エリア別に年収を紹介

美容師の給料は安い?アシスタントや店長などの役職・職場・エリア別に年収を紹介

美容師の給料は安い?アシスタントや店長などの役職・職場・エリア別に年収を紹介_KV

1.【エリア別】美容師の給料相場

美容師の給料は地域によって異なります。ジョブメドレーに掲載中(2024年5月時点)の求人データを基に、エリア別に美容師の月収・年収・時給を算出しました。働いているエリアの給料相場をチェックしてみましょう!

平均月収・年収ランキング

美容師の月収ランキング_エリア別
美容師の年収ランキング_エリア別

*年収は「月収の総平均 × 14ヶ月(ボーナスは月収の2ヶ月分)」で試算
*数値は「総平均」
*地域区分は、東北(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)、北関東(茨城県、栃木県、群馬県)、首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、甲信越(新潟県、山梨県、長野県)、北陸(富山県、石川県、福井県)、東海(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)、近畿(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県)、中国(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県)、四国(徳島県、香川県、愛媛県、高知県)、九州・沖縄(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)

月収と年収が最も高かったのは首都圏で、最下位の北海道とは月収で約2万円、年収で約26万円の差があります。

首都圏が高い理由には、美容院の数が多いこと、物価や家賃などの指数が総体的に高いことが考えられます。

厚生労働省の「令和4年度衛生行政報告例」によると、美容院の数が最も多いのは東京都で、2万6,734ヶ所あります。店舗数が多いことで従業員確保のための競争が生じ、給料水準が高くなっている可能性があります。

平均時給ランキング

美容師の時給ランキング_エリア別

時給も月収・年収と同様に首都圏が最も高く、1,291円という結果でした。最下位の甲信越とは126円の差がみられます。2位の東海に含まれる愛知県には美容院が1万3,545ヶ所あり、全国3位に入っています。美容院数は、首位に東京都、2位に大阪府の1万9,697ヶ所と続きます。

月収・年収・時給の給料データからは、いずれも首都圏が最も高いことがわかりました。

業務委託の平均月収・年収

正社員、パート・アルバイト以外に、業務委託で働く美容師もいます。美容院・ヘアサロンと雇用契約を結んで働くのではなく、フリーランスや個人事業主として働く方法のことです。

業務委託は勤務時間を調整でき、自分の頑張り次第で高い収入が期待できる点がメリットです。一方、顧客数や顧客単価が売上に直結するため、収入が不安定になる点がデメリットといえます。

業務委託として働く場合、歩合制が採用されていることが一般的です。店舗ごとに歩合率が決められており、顧客単価に歩合率をかけた金額が報酬として支払われます。

業務委託の報酬例(歩合制の場合)

顧客単価 × 歩合率 = 報酬

9,000円(客単価)× 45%(歩合率)= 4,050円(報酬)

また、店舗によっては固定給に加えて歩合制を採用していることもあります。

ジョブメドレーに掲載中の求人(2024年5月時点)から、業務委託の月収と年収を算出したところ、下記の結果となりました。

下限平均上限平均総平均
業務委託の月収27万87円60万3,356円37万9,362円
業務委託の年収*324万1,044円724万272円455万2,344円

*年収は「月収の総平均 × 12ヶ月」で試算

業務委託の収入は、正社員として働く美容師の給料よりも高い水準であることがわかります。また、上限と下限に大きな差があるのも特徴です。この理由として、個人の技術力や指名数、労働時間によって収入が異なるためと考えられます。加えて、歩合率の違いが業務委託の収入差を大きくする要因となっています。

歩合制や指名料により給料は異なる

正社員、パート・アルバイト、業務委託いずれの雇用形態であっても、美容師の給料は歩合制や指名料により高くなることもあります。美容師の給与形態は主に3種類あり、1つが固定給制、2つめが固定給 + 歩合制、3つめが完全歩合制です。

固定給のみの場合、担当人数にかかわらず一定の金額が支給されます。これに歩合制が加わると、売上の35%など店舗ごとに決められた歩合率をかけた金額がプラスになります。完全歩合制は固定給がなく、売上に歩合率をかけた金額が給料となります。

美容院・ヘアサロンでは、固定給制か固定給 + 歩合制が採用されていることが一般的です。アシスタントには歩合制が適用されないこともありますが、スタイリストになれば売上に応じて給料アップが狙えます。

また、指名料が給料に上乗せされる勤務先もあります。1顧客あたり500円〜1,000円などの指名料が給料に追加されるため、多くの指名を獲得する美容師は給料が高くなります。

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2.【職場別】美容師の給料相場

近年、カットやヘアカラーのみを専門におこなう店舗も増えています。ジョブメドレーに掲載中(2024年5月時点)の求人データから、主な職場別の月収・年収・時給を算出しました。

美容師の月収ランキング_職場別
美容師の年収ランキング_職場別

職場別のデータでは、カット専門店が最も高い月収・年収となっており、月収で唯一30万円台です。

ヘアカット専門店は、短時間でカットのみをおこなう店舗を指し、予約をとらずに安価で提供している店舗が多い傾向にあります。一日に数多くの施術をこなすことで収益性が高いことや、チェーン展開が可能など運営企業の規模が大きいことから、安定した給料が期待できます。

平均時給ランキング

美容師の時給ランキング_職場別

時給が最も高かったのは美容院・ヘアサロンという結果で、唯一1,200円台となっています。

面貸し・シェアサロンも増加傾向

上記の職場以外にもフリーランスとして美容院やヘアサロンの一角を借りて働く美容師も増えています。面貸しやミラーレンタルと呼ばれ、美容院・ヘアサロンのオーナーと美容師が雇用関係を結ばず、場所代を支払い営業をおこないます。

業務委託の場合、店舗が集客することが一般的ですが、面貸しは自ら集客をおこなう点が異なります

面貸しは物件探しや備品を用意することなく、自分のペースで働くことができる点がメリットです。一方、集客がうまくいかなければ売上が落ち込み、収入に直結する点がデメリットといえます。

また、シェアサロンを借りる方法もあります。シェアサロンは、複数のフリーランス美容師が一つのサロンを共有し、それぞれが営業をおこないます。賃料を支払う点は面貸しと同じですが、店舗の空き時間などに空きスペースを貸し出している面貸しと異なり、シェアサロンは希望の日時にスペースを借りることができます。

面貸し、シェアサロンは自分の店を開業するよりも資金や手間をかけずに独立して働けるほか、自分のペースで仕事を進められるため、頑張り次第で高い給料も期待できるでしょう。

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