【2025年最新】助産師の年収はいくら?都道府県別ランキングと平均月収・給料・賞与を紹介

【2025年最新】助産師の年収はいくら?都道府県別ランキングと平均月収・給料・賞与を紹介

助産師の給料は高い?都道府県別ランキングと平均月収・年収・賞与を発表_KV

1.助産師求人の年収相場は446.9万円

2025年版助産師の平均年収

ジョブメドレーの求人から算出した2025年7月時点の助産師の年収相場は446万9,066円でした。これは、求人に記載されている給与の総平均31万9,219円の12ヶ月分に、ボーナスとして月収の2ヶ月分を加えて計算した金額です。

なお、この集計には残業手当など月によって変動する手当は含まれていないため、実際に受け取る金額はこれよりも多くなる可能性があります。

2.助産師の平均年収はいくら?

厚生労働省が公表している「令和6年賃金構造基本統計調査」や日本看護協会の「看護職員の賃金に関する実態調査」をもとに、助産師の年収をさまざまな角度から見ていきます。

助産師の年収

施設規模別 助産師(正職員)の平均年収
参照元|令和6年賃金構造基本統計調査
*年収は平均所定内給与額×12ヶ月+ボーナス

助産師の平均年収は580.6万円です。これは看護師の平均年収を約60万円、全産業の平均年収を50万円以上上回ります。助産師の給与水準が高い理由は、主に以下の2点が考えられます。

(1)業務の専門性

助産師は医師の指示なしに自らの判断で助産行為をおこなうことが認められています。また、助産師は看護職のなかで唯一、助産所を開設する権利も持っており、その専門性と責任の重さが、給与に反映されていると考えられます。

(2)市場価値の高さ

「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると、全国の助産師の就業者数は約3.8万人と、看護師の人数の3%にも満たない希少な存在です。そのため多くの医療機関では、助産師確保のために高待遇の求人を出す傾向があります。

tips|全産業の平均年収が高く見える理由

統計データにおける全体の平均年収は、一部の高所得者層によって引き上げられることがあります。日本の給与所得者全体で見ると、最も多い年収帯は300万〜400万円(16.7%)で、500万円を超える層は全体の30.9%にとどまります。

助産師の時給

助産師(パート・アルバイト)の平均時給
参照元|令和6年賃金構造基本統計調査

パート・アルバイトとして働く助産師の平均時給は2,187円です。看護師よりも241円、全産業平均よりも 711円高く、非常勤でも専門性が高く評価されていることがわかります。

【初任給】新卒助産師の年収

職種学歴基本給月額平均税込
給与総額
助産師助産師学校
養成所卒
22万2,502円28万3,950円
看護系大学卒22万7,148円28万9,188円
看護系大学
大学院(修士)卒
22万9,917円29万3,803円
看護師看護3年課程卒21万2,077円27万4,840円
看護系大学卒21万7,934円28万2,453円
看護系大学
大学院卒
22万2,736円28万7,936円

参照元|2024年度 看護職員の賃金に関する実態調査報告書

新卒助産師の初任給は、看護師と比べて大きな違いはありません。これは、1年目の助産師はまだ分娩介助の経験が少なく、収入に大きく影響する分娩介助手当などがつきにくいことが影響しているためです。

【年齢別】助産師の年収

年代別 助産師(正職員)の平均年収
参照元|令和6年賃金構造基本統計調査
*10人以上の組織の平均月収×12ヶ月+ボーナス

助産師の平均年収は、20代前半から後半にかけて大きく上昇する傾向にあります。この時期は、経験を積んで基礎スキルが向上し、夜勤や分娩介助といった報酬の高い業務を本格的に担うようになるためと考えられます。

一方で40代になると、平均年収は一時的に落ち着く傾向が見られます。助産師は女性のみの職種のため、出産や子育てといったライフステージの変化を迎え、夜勤やオンコールの回数を調整する人の増加が一因と考えられます。

その後、55~59歳では平均年収が700万円を超え、キャリアのピークを迎えます。長年の経験とスキルが高く評価されることに加え、助産師長や看護部長といった管理職へ昇進し、役職手当が加わるケースが増えることも大きな要因です。

【施設規模別】助産師の年収

施設規模別 助産師(正職員)の平均年収
参照元|令和6年賃金構造基本統計調査
*年収は平均所定内給与額×12ヶ月+ボーナス

助産師の年収は、施設の規模が大きいほど高くなる傾向があり、その差はとくに賞与額に顕著に表れています。

背景には、総合病院や大学病院といった大規模施設が、地域の「周産期母子医療センター」に指定されるケースが多いという特徴があります。こうした施設ではハイリスク出産の対応や、帝王切開の割合も高くなるため、働く助産師には、より高度な知識やスキルが求められます。

【都道府県別】助産師の年収

地域月収換算ボーナス換算年収換算
全国39万9,600円101万400円580万5,600円
北海道41万7,200円134万700円634万7,100円
青森37万7,600円89万1,100円542万2,300円
岩手33万3,900円121万8,300円522万5,100円
宮城39万8,100円124万9,700円602万6,900円
秋田35万7,000円94万1,200円522万5,200円
山形35万9,800円108万4,500円540万2,100円
福島45万2,400円123万2,600円666万1,400円
茨城41万2,600円29万3,700円524万4,900円
栃木41万4,900円59万4,500円557万3,300円
群馬36万2,100円69万8,800円504万4,000円
埼玉48万9,700円96万600円683万7,000円
千葉44万5,400円62万7,400円597万2,200円
東京39万5,700円149万600円623万9,000円
神奈川39万6,500円48万3,400円524万1,400円
新潟44万3,300円107万7,800円639万7,400円
富山43万2,300円68万4,400円587万2,000円
石川33万100円111万7,500円507万8,700円
福井36万5,800円114万3,000円553万2,600円
長野44万1,400円125万4,100円655万900円
岐阜40万9,700円73万2,700円564万9,100円
静岡38万9,500円78万4,100円545万8,100円
愛知40万7,700円108万9,300円598万1,700円
三重34万6,800円80万2,200円496万3,800円
滋賀44万3,300円133万5,100円665万4,700円
京都43万7,300円121万8,800円646万6,400円
大阪42万9,600円174万7,500円690万2,700円
兵庫47万5,400円165万8,300円736万3,100円
奈良42万7,100円100万6,600円613万1,800円
和歌山44万7,900円168万9,200円706万4,000円
鳥取37万7,900円78万8,900円532万3,700円
島根46万4,600円97万6,000円655万1,200円
岡山35万2,000円98万3,800円520万7,800円
広島36万3,100円54万300円489万7,500円
山口34万7,400円100万3,100円517万1,900円
徳島38万5,400円111万5,300円574万100円
香川42万1,600円66万8,500円572万7,700円
愛媛30万8,200円114万4,000円484万2,400円
高知27万9,500円15万3,000円350万7,000円
福岡30万1,400円361万6,800円
長崎38万1,500円111万8,700円569万6,700円
熊本44万500円84万2,400円612万8,400円
大分30万6,800円66万6,500円434万8,100円
宮崎34万8,900円94万7,100円513万3,900円
鹿児島32万7,200円108万2,200円500万8,600円
沖縄41万8,700円109万3,300円611万7,700円

参照元|令和6年賃金構造基本統計調査
*10人以上の組織の平均月収×12ヶ月+ボーナス
*山梨県と佐賀県は集計対象がいないためデータなし

年収上位ランキングTOP5

地域月収換算ボーナス換算年収換算
兵庫47万5,400円165万8,300円736万3,100円
和歌山44万7,900円168万9,200円706万4,000円
大阪42万9,600円174万7,500円690万2,700円
埼玉48万9,700円96万600円683万7,000円
福島45万2,400円123万2,600円666万1,400円

参照元|令和6年賃金構造基本統計調査
*10人以上の組織の平均月収×12ヶ月+ボーナス

2024年度の助産師の年収は、兵庫県が736.3万円で最も高く、最も低かった高知県(350.7万円)との差は400万円以上となりました。

ただし、助産師は就業者数が少なく集計対象が限られるため、都道府県別のデータは年によって大きく変動することがあります。例えば、前年の調査で全国1位(825.8万円)だった岡山県は、今年の調査では520.8万円(34位)と大幅に変動しています。とくに地方のデータを見る際は、あくまで参考値として捉えることが重要です。

他医療職との比較

職種月収ボーナス年収
助産師39万9,600円101万400円580万5,600円
医師102万5,900円106万9,300円1,338万100円
薬剤師43万800円82万3,600円599万3,200円
保健師35万1,100円99万9,200円521万2,400円
看護師36万3,500円83万5,000円519万7,000円
准看護師29万4,300円64万100円417万1,700円

参照元|令和6年賃金構造基本統計調査
*10人以上の組織の平均月収×12ヶ月+ボーナス

助産師の平均年収は580.6万円で、医師を除いた医療専門職のなかではトップクラスの水準です。とくに、比較されることの多い看護師(519.7万円)を60万円以上上回っており、専門性の高さが給与に反映されていることがわかります。

公務員助産師等の給料

民間公務員
民間病院助産師39万9,600万円32万56円

参照:令和5年地方公務員給与の実態

総務省の「地方公務員給与の実態」によると、公立の施設で働く保健師・助産師の平均基本給は32.0万円です。公務員助産師は、民間の病院で働く助産師と比べると月収は低い傾向にありますが、公務員は雇用が安定しており、倒産やリストラの心配が少ないという大きなメリットがあります。

また、勤続年数に応じて着実に昇給し、退職金や福利厚生も手厚く保障されています。長期的な安定性を重視する人にとって、公務員として働くことも魅力的な選択肢の一つです。

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