認知症ケア専門士になるには?受験資格や合格率、勉強方法を解説

認知症ケア専門士になるには?受験資格や合格率、勉強方法を解説

3. 認知症ケア専門士の勉強方法

公式テキストで学習する

認定試験合格を目指して勉強を始める際、まずは公式テキスト『認知症ケア標準テキスト』で学習することが重要です。テキストは全5巻で、第1巻〜第4巻は第1次試験の出題範囲です。また第5巻には、認知症ケアの事例がまとめられており、第2次試験の参考書籍になります。なお、テキストは公式サイトから注文できるほか、アマゾンなどでも購入可能です。

問題集で試験対策をする

認定試験の過去問は公開されていないため、市販の問題集で試験対策を進めましょう。問題集はさまざまな出版社から出ているので、解説がわかりやすいかどうか、最新の内容に改定されているかなどを基準に、自分に合ったものを選んでください。また、数は多くないものの、試験対策のためのアプリもリリースされています。

対策講座を受ける

日本認知症ケア学会では毎年、試験のおよそ1ヶ月前から認定試験対策講座を実施しています。eラーニングで受講でき、公式テキストの第1巻〜第4巻をもとに、重要ポイントに的を絞った内容となっているので、効率的に勉強できるでしょう。さらに、本番の試験と同様の形式で模擬試験をおこなったうえで、講師が解説してくれます。

4. 認知症ケア専門士を取得するメリット

スキルアップできる

認知症ケア専門士を取得すると、認知症ケアについて体系的な知識が身につきます。そのため、資格取得のために学んだ、認知症の人の行動・心理症状(BPSD)やアセスメントの知識、ケア技術を日々の業務に活かすことが可能になります。

さらに、日本認知症ケア学会は学術集会や生涯学習プログラムを実施しており、最新の知識を学び続けられます。経験だけに頼るのではなく、知識に基づいた認知症ケアをできるようになれば、医療・介護・福祉分野でのスキルアップにつながるでしょう。

女性のイラスト

私もケア専門士とっていました。病棟内で勉強会ひらいたりたくさん勉強したので仕事でも役にたちました。そのうち、もっと高度な知識がほしい、それを病院に広めたい、何より認知症のある患者の看護を専門知識をもって看護したいと思い認知症看護認定看護師をとりました。(引用:カンゴトーク)

給与アップにつながる

認知症ケア専門士は民間資格ですが、医療・介護・福祉分野での認知度が高く、資格手当の対象としてる事業所もあります。資格手当の有無や条件は、就業規則に記載されていることが一般的です。また、求人の募集要項に記載されていることもあるため、就職・転職の際には条件を確認すると良いでしょう。

なお、医療・介護・福祉分野の施設では、認知症の人へのケアを実施した際に「認知症専門ケア加算」や「認知症ケア加算」などが認められる場合がありますが、加算には公的な研修を修了した職員の配置が算定要件となっているため、民間資格の認知症ケア専門士は該当しません

転職活動に役立つ

認知症ケア専門士を取得していることで、就職・転職活動をスムーズに進められる可能性もあります。認知症ケア専門士は民間資格なので、もちろん取得の義務はありません。そのため認知症ケア専門士の資格を持っていれば、入職を希望する事業所から、意欲的な候補者だと評価されるでしょう。また、認知症ケアについて一定の知識があると客観的に示すことも可能です。

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