認知症ケア専門士になるには?受験資格や合格率、勉強方法を解説

認知症ケア専門士になるには?受験資格や合格率、勉強方法を解説

5. 認知症ケア関連の資格・研修

認知症の人へのケアに関しては、認知症ケア専門士のほかにも、さまざまな資格・研修があります。ここでは、5つの資格・研修を紹介します。

認知症ケア准専門士

認知症ケア准専門士は認知症ケア専門士と同様に、日本認知症ケア学会が認定している民間資格です。認知症ケア専門士よりも基礎的な内容で、まだ認知症ケアの実務経験がない学生や、認知症の人のご家族なども受験できます。なお、認知症ケア専門士と違い、2次試験はありません。

認知症ケア上級専門士

認知症ケア上級専門士も、日本認知症ケア学会が認定している民間資格です。認知症ケア専門士よりも難度の高い内容で、ケアチームのリーダーや地域のアドバイザーの育成を目的としています。認知症ケア専門士としての経験が3年以上ある人が受験できます。さらに、受験資格には、認知症ケア上級専門士研修会の修了や認知症ケア専門士としての30単位以上の取得などの要件があり、ハードルが高くなっています。

認知症介助士

認知症介助士は、公益財団法人日本ケアフィット共育機構による民間資格です。認知症の人に寄り添ったコミュニケーションや接遇、環境づくりの習得を目的としています。医療・介護・福祉分野で働く人だけでなく、小売店や公共施設、金融機関などさまざまな職場で勤務する人の資格取得を想定しています。そのため、検定試験の内容を基礎から学べるセミナーも用意されており、認知症の人と接する機会の少ない人にもおすすめです。

認知症介護基礎研修

認知症介護基礎研修は、認知症ケアに必要な基礎知識や技術の習得を目的とした公的研修です。認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)に基づき、2016年度から開始されました。認知症介護に関する公的研修はいくつかありますが、認知症介護基礎研修はその入門として位置づけられており、一日で修了できる点が特徴です。

また2024年4月から、無資格で認知症ケアに携わる介護職員に、認知症介護基礎研修の受講が義務付けられました。そのため現在では、無資格で認知症介護基礎研修を受講していない場合は、ほとんどの施設で働くことができなくなっています

認知症介護基礎研修について詳しくはこちらの記事で解説しています。
>認知症介護基礎研修が2024年に義務化! 対象者と免除の条件、初任者研修との違いも解説

認知症介護実践研修

認知症介護実践研修は、認知症介護基礎研修の上位にある公的研修で、実践者研修とリーダー研修の2種類の研修があります。事業所などで介護・看護の経験がある人を対象とし、認知症の人が能力に応じて自立した生活を送れるよう、支援するスキルを身につけます。また、研修修了後は、職場の中心的存在としてチームケアの実現に向けて、ほかの職員をリードできるようになることを目指します。

6. 資格取得をキャリアアップにつなげよう

認知症ケアに関する体系的な知識が身につき、日々の業務にも役立つ認知症ケア専門士。資格手当の対象としている事業所もあるため、給与アップにつながる可能性もあります。さらに、資格取得を支援している事業所もあるので、認知症ケアについて関心がある医療・介護・福祉分野の人は、資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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参考

一般社団法人日本認知症ケア学会|認知症ケア専門士

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