◆20キロほど続いたあおり運転の結末とは…
「慌てて速度を落としました。車間距離を取ろうとしましたが、ミニバンはさらにアクセルを踏んで距離を縮めてきたんです」
「どうしてこんな嫌がらせをするんだろう」と家族で話しながら、松田さんは仕方なく追い越し車線に移動し、ミニバンを追い抜こうとしたそうだ。すると……。
今度は、ミニバンが意味もなく車線変更を繰り返した。
「さすがに危険すぎると思ったので、再び走行車線に戻って、ミニバンの後ろを走ることしかできませんでした」
こうして20キロほど我慢しながらの運転が続いた。そして、ようやく出口が見えてきたところで、松田さんは迷わずに高速を降りることにした。
「驚いたことにミニバンも同じ出口に向かったんです。私は、一般レーンの料金所で支払いをしました」
そのとき、隣のETCレーンから大声が聞こえたきたそうだ。
「ミニバンのETCカードが磁気不良を起こしていたようでした。ゲートが開かずに支払いができなくなっていました」
松田さんたちはスムーズに料金を払い終え、先にゲートを通過。一方のミニバンは、係員とのやり取りに時間がかかっていたという。
「車内では、『人様に迷惑をかけるからだ』と笑い合い、ホッとした雰囲気になりました」
<取材・文/chimi86>
【chimi86】
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。

