
寒い冬。温かい温泉だけでなく、美味しい料理も楽しみたい……。料亭を探しに外出せずとも、そんなちょっと欲張りな願いを叶えてくれる「食事も美味しい」温泉・温泉旅館は日本各地に存在します。海の幸など旬の食材が豊富ないまこそ、思い切って足を運んでみてはいかがでしょうか。そこで、今回は「温泉総選挙2025」の結果をもとに、心もおなかも満たせる「食事がおいしい温泉ランキング」TOP3を紹介します。
“美味しい食事も味わえる”温泉ランキング
今日は大晦日。明日から2026年ですね。
寒い冬には「温泉」で温まりたいのはもちろんのこと、欲をいえば同時に美味しいごはんも食べて心も満たされたい。そんな旅行プランを考えたことのある人はいませんか?
実はわざわざ温泉街に出かけなくても、おいしい食事を提供してくれる温泉が日本各地にあるのです! まさにグルメな旅にも打ってつけ、一挙両得な温泉、というわけですね。
そこで今回、一般社団法人ジャパンデザイン「旅して日本プロジェクト」主催、5省庁の後援のもと行われた「温泉総選挙2025」から、グルメで心もおなかも満たしてくれる「食事がおいしい温泉ランキング」TOP3を紹介します。
【調査概要】
■主催:旅して日本プロジェクト
■後援:環境省、内閣府、総務省、経済産業省、観光庁(順不同)
■エントリー対象者:全国の温泉地
■エントリー温泉地数:77温泉地
■エントリー部門:絶景部門、美肌部門、秘湯/名湯部門、レジャー/街ぶら部門、湯治ウェルネス部門、歴史/文化部門、健康/スポーツ部門、おもてなし部門
■投票人数:5万0,275人
■投票総数:7万4,314票※
※ WEB投票とリアル投票いずれも、好きな温泉地に最大2回投票可能とした。
■投票期間:2025年8月8日~2025年10月31日
第3位 湯の児温泉 海と夕やけ(熊本県)
[画像]湯の児温泉の風景※PIXTA
熊本・湯の児温泉(ゆのこ温泉)にある「海と夕やけ」は、全室オーシャンビューの温泉宿で、その名の通り、目の前に広がる不知火海と夕日を楽しめる贅沢な滞在が魅力です。
日本名湯100選にも選ばれた「湯の児温泉」は、弱アルカリ性の湯が肌に優しく「美人の湯」と称される泉質です。その優れた効能は傷ついた海亀が湯浴みをしていたという伝説や、約1900年前に当時の天皇が「湯の児」と名付けた逸話が伝わるほど。
源泉掛け流しの大浴場や展望露天風呂からみえる絶景が、心も癒してくれます。夕日に燃える海の先に、遠く対岸の天草諸島がうっすらと見える景観はここでしか味わえません。
食事は約60種類以上の豊富な和洋中バイキングが人気で、太刀魚をはじめとする新鮮な地元の魚介類や熊本の野菜、あしきた牛など地産地消の素材を使った多彩なメニューが並びます。刺身や寿司、肉料理、デザートまでバラエティ豊かで、夕暮れ時には海を眺めながらの食事が旅の思い出になるはずです。おすすめは湯の児特製カレー。なんと朝と夜で違う味付けが用意されています。ドリンクのラインナップには豊富なお酒も並ぶので、大人旅にもおすすめ。
バイキングだけでなく、旬の地元素材を使った一品料理やコース料理も事前予約で楽しめます。湯と食の両方で、海辺の宿ならではの時間を提供してくれる温泉宿です。
