◆老舗の山岡家は確実に店舗数を拡大

セントラルキッチンを持たず、各店舗でスープを仕込むなど手作り感のあるラーメンへの思いが強く愚直に取り組んでいる店だ。
100店舗以上のラーメンチェーン店で、セントラルキッチンや濃縮スープを使わず、手作りによるスープの仕込みや、食材の店内調理を実施していることが大きな特徴であり強みとなっている。
店舗立地は主要国道沿いで、店より広い大型駐車場を併設した店舗が中心で24時間営業を基本としている。
2025年1月期の決算資料を見ると、売上は、345億8,500万円(前期比30.5%増)営業利益は37億800万円(前期比79.7増)、営業利益率10.7%(前期比2.9%増)である。
山岡家も食材費の度重なる上昇に対処するため、24年7月と11月に一部商品の価格改定を実施しており、原価率は29.6%と抑制できている。財務の安定性の高さは、自己資本比率が前年の34.6%から46.1%と増したことからも分かるだろう。
◆アプリの登録者数は110万人を突破

直営による出店にこだわり、直営店だからできることとして、①肉本来の旨みを味わえる肩ロースを使用した焼豚、②新鮮で高品質なネギ、③本物の濃厚豚骨スープ、④豚骨スープに合うように開発されたスープなどをアピールポイントにしている。
強固な顧客基盤に向けた販促策の一環として山岡家公式アプリがあり、クーポン配信や来店ポイント付与、期間限定商品の情報発信などを積極的に行っている。現会員登録者数は今年1月末時点で約110万人に達している。
25年1月期(24年2月~25年1月)は、ラーメン山岡家を関東エリアに3店舗、関西エリアに2店舗、北陸エリアに1店舗、計6店舗を新規出店し、店舗数は188店舗(25年1月末時点)となった。
県内初となる和歌山県へも出店し、全国31都道県への進出を達成しており、他にも、味噌ラーメン山岡家 (3店舗)煮干しラーメン山岡家(5店舗)、餃子の山岡家(1店舗)も運営している。
レギュラーメニューは全29種類で、バリエーションの豊富さは、山岡家の強みだ。醤油ラーメン・塩ラーメンは690円(税込)から安く提供されており、平日のランチタイムはお得感満載のサービスセット(お好みのラーメンと人気のサイドメニューのゴールデンコンビはボリュームがありリーズナブルな価格で大人気だ。
朝ラーメンも朝5時~11時まで、24時間営業店舗のみだが、550円(税込)で提供されており話題である。今後もこの勢いは止まりそうにないチェーン店だ。

