「もらって当然」にならない。いただく側のマナーも大切
出す側の負担が大きいときほど、相手の反応が気になるもの。「もらって当然」という空気があると、モヤモヤはさらに積もってしまいます。
「お子さんがいない人がお祝い金をくださった場合には、『いつもありがとうございます』と感謝の気持ちを伝えましょう。その際、言葉だけでなく、お礼の品を贈ることを忘れずに。特にお年玉は、いただくことが予測できるものですから、近所のおいしいものや名産など、きちんとしたものを事前に用意しておくこと。菓子折りでもいいでしょう。品物選びに困ったら、商品券という選択肢も、たまにはよろしいかと思います」
「ありがとう」を丁寧に返してもらえるだけで、出す側の気持ちはずいぶん軽くなります。
断りにくいときは“無理に拒まず”、お返しで気持ちを整える

親戚が集まる席などでは、「自分だけ渡さない」ことが難しい場面もあります。子どもがその場にいると、なおさら断りにくいですよね。
「子どもがその場にいたら、お年玉をあげないわけにいかないのが日本のお正月の風景ですよね。いただく方も、ある特定の人にだけ頑なに辞退するのも不自然で、かえって失礼。断わってもいただく流れになるでしょう。風習として仕方ないととらえ、いただいてばかりで心苦しくてもいったん受け取るのが賢明です」
では、受け取ったお金をこっそり返すのはアリなのでしょうか?
「いただいたお金を返すというのは、もうこれ限りにしてほしいという気持ちは伝わるかもしれませんが、スマートだとはいえません。お金を返すのではなく、品物を添えて、感謝の心を伝えるのが大人の社交としては理想的だといえるでしょう」
その場の空気を壊さずに“自分の気持ち”も整えるなら、お礼の品でバランスを取るのが無難です。

