◆賃金の高い韓国や台湾に流れ「残り」が日本へ来る!?
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「野放図に入れていたら、日本人の賃金が上がらない。いい仕事に就けない外国人が集団で万引とかをやって、大きな犯罪が生まれる」(神谷代表の参院選での第一声)
ただ、外国人労働者採用に関わる日本企業の当事者に言わせれば、とんだ見当違いだという。ベトナムの人材派遣会社つばき人材育成(ホーチミン市)日本支社長の五百部敏行氏はこう話す。
「あたかも外国人が押し寄せているかのような印象が広がっていますが、賃金が上がらない上に、働き方改革による残業規制と円安物価高の影響から、日本は“稼げない国”だと人気が下がっています」
◆人気就職口ですら募集条件が緩和
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「’10年代は日本が圧倒的な人気で、採用予定人数の3倍の応募者が集まりました。今は2倍どころか、採用予定人数を集めるのにも苦労しています。そのため、タトゥーでもB型肝炎でもOKと、誰でもOK状態になっています」
ワクチン普及の遅れから、ベトナムでは母子感染などでB型肝炎が多いとされるが、確かに来るもの拒まず。別の人材派遣会社のB氏も言う。
「不人気職の農業や建設はもちろん、惣菜工場など人気の飲食料品製造業などでもタトゥーOKになり、年齢も40代まで応募可能という募集が最近、出てきています」
これまでベトナム人を雇用してきた日本企業からすれば、継続してベトナムから技能実習生を採用したい。日本語の壁は高く、同じ国出身の先輩が後輩に仕事を教える流れを途切れさせたくないからだ。
しかし、集める側は大変だ。最近では面接にサクラを雇い、何とか体裁を保つ送り出し機関も出てきているという。
「採用予定人数だけの候補者を何とか揃え、残りはサクラ。仮に採用されたら大変なので、わざとサンダルなどを履かせてやる気がないように振る舞わせたり、事前に全く日本語を話さないように指示したりしています」(B氏)
’10年代は多額の借金を背負って来日するベトナム人技能実習生が多数存在したが、それだけ稼げたということだ。

