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久々の帰省→めちゃくちゃな実家に唖然…。“ゴミ屋敷化”は親の健康悪化・近隣トラブルを引き起こす「セルフネグレクト」の危険信号

久々の帰省→めちゃくちゃな実家に唖然…。“ゴミ屋敷化”は親の健康悪化・近隣トラブルを引き起こす「セルフネグレクト」の危険信号

認知症によってリスクが高まるのが、実家の「ゴミ屋敷化」。決められた日にゴミを捨てられなくなり、近隣とのトラブルの原因になることもあります。本稿は、岩手に暮らす認知症の母(82歳・要介護4)を、東京から通いで支えて14年。介護作家・ブロガーとして活動する工藤広伸氏の著書『工藤さんが教える 遠距離介護73のヒント』(翔泳社)から、一部を抜粋・再編集。離れて暮らす親を支える「遠距離介護」という視点から、知っておきたい「認知症とゴミ」についてご紹介します。

ゴミ屋敷化によるセルフネグレクトに注意!

認知症でゴミの収集日を間違えたり、分別できなくなったりして、近隣住民とトラブルになるケースがあります。また足腰の状態が悪く、ゴミ集積場までゴミを運べなくなったり、悪天候でも無理にゴミ出しをしたりして転倒や骨折の原因になるなど、高齢者のゴミ出しは注視すべきポイントのひとつです。

サポートが必要であれば、収集回数の少ない古紙や燃えないゴミの日を狙って帰省したり、自ら廃棄施設へゴミを直接持ち込んだりするなど、帰省のタイミングに影響することもあるでしょう。

親の家がゴミ屋敷化した場合、密接に関係しているのがセルフネグレクトです。自分に対する興味が薄れ、生活意欲も低下し、住環境を衛生的に保つのが困難になります。これは本人の健康状態の悪化だけでなく、近隣トラブルの原因にもなります。

工藤さん家の場合…市の「高齢者向けゴミ出しサポート」を活用

手足が不自由な認知症の母は決められた日にゴミを捨てられなくなり、家の倉庫にゴミがうずたかく積み上げられていました。慌てて訪問介護にゴミ捨てを依頼しましたが、ゴミ集積場が遠く、時間ロスになっていました。

現在は市の「ゴミ出しサポート」を利用していて、ゴミ収集車が自宅まで来てすべての種類のゴミを無料で回収してくれます。65歳以上でひとり暮らしの方など、自治体ごとに利用条件は異なります。

【確認したいこと・データ】

■ 自治体や町内会など、ゴミ出しサポートの利用条件を確認する(例:65歳以上、障害者手帳の有無、要介護度など)。

■ 国立環境研究所によると、町内会など共助を受けやすい地方に比べて大都市に住んでいる高齢者ほど、ゴミ出しに困難を抱えている高齢者が多くいる[図表1]。

[図表1]ごみ出しに困難を抱える高齢者が多くいると思うか(自治体類型別)

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