投資詐欺の深刻な副作用
このような投資詐欺(実際には「投資」とは名ばかりの商品)は、経済的な損失だけでなく、精神的な疲弊、生活の質の低下といった深刻な副作用をもたらします。そして何より、「詐欺に遭った」という事実そのものが、その後の人生に暗い影を落とすことにもなりかねません。
冷静に考えてみてください。自分のところにだけ“うまい話”が舞い込むなどということは、現実にはあり得ません。甘い誘惑に安易に乗るのではなく、堅実で着実な資産形成を心がけることこそが、将来の安定につながる最善の道です。
もし、そうした話があなたのもとに舞い込んできたときは、絶対にひとりで判断せず、信頼できる投資家や、実績ある専門家に相談することを強くおすすめします。
資産が増えても変わらない、投資の「基本原則」
最後にもう一度お伝えします。いまさらいわずもがなですが、資産形成を進めるうえで大事なのは、リスクとリターンのバランスを考えながら着実な運用計画を立てることに尽きます。
目先の利益にとらわれず、確実性の高い選択を続けることで、安定した資産増加と生活の質の向上が見込めるのです。さらに、長期的な目的を見据え、計画的な運用を進めることが、次のステップへとつながるカギとなります。
当たり前のことですが、資産が増えていくと、そういった基本的なことを忘れがちになってしまうので、資金がどうあれ、投資を続けていくうえで欠かせない要素であることを肝に銘じておきましょう。
市川 雄一郎
GFS(グローバルファイナンシャルスクール)校長/投資教育家/CFP®
