◆人生は間違いじゃなかったと思えた
12月25日、SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催された雲組単独公演#24。雲組として最後のステージだ。

公演前の円陣では、緊張する彼女の背中にメンバーが手を置いて声を掛けた。「それで強い気持ちになれたというか、『大丈夫、あとは楽しむだけ』と言い聞かせて。ワクワクした気持ちでステージに立てました」。会場に集まったファンもいつも以上の熱気とコールで彼女のパフォーマンスを盛り上げた。
「必然性」をリハーサル中の持永 ライブの中盤には、「必然性」をソロ歌唱した。この曲は、‘18年に行われた音楽番組の特別企画で、AKB48・乃木坂46・欅坂46(現:櫻坂46)、IZ*ONEの一夜限りのコラボ「IZ4648」のために作られた楽曲。持永にとって人生を決めた特別な一曲だ。
「必然性」をリハーサル中の持永を舞台袖から見つめる萩原「IZ*ONE が最初に好きになったグループで、結成までのオーディション番組をずっと見ていて、宮脇咲良さんが憧れの存在でした。この曲のパフォーマンスをテレビで見たときに、キラキラの世界に目を奪われて、アイドルになりたい!と思うきっかけになったんです。『自分がここにいるのは必然なんだ 流されてきたわけじゃない』という歌詞を歌うときに、私の人生は間違いじゃなかったと思えたし、会場に集まってくださった方達、全員の顔を見るつもりで歌声を届けられたと思います」
「必然性」のパフォーマンスを終えた持永◆「アイドル人生」のなかで変われた自分
中学生の頃からアイドルに憧れを抱いていたが、時間ばかりが過ぎていった。少しでも夢への距離を近づけたい一心で、高校はダンスの専門学校に行くための学費を貯めるためにバイトに明け暮れた。
「両親に将来のことを話したときに否定はされなかったです。でも、ちゃんと責任をもって頑張りなさいとも言われていました。だから、10代で夢が叶わなかったら諦めてるつもりだったんです。僕青のオーディションを見たときに、乃木坂46の公式ライバルってフレーズよりも『日本のアイドルシーンを盛り上げていく存在に』というところに惹かれて応募しました」
そのラストチャンスを掴んだのは19歳。僕青に合格してから2年半は楽しいこともツラいことも経験した。それを乗り越えるたびに変わっていく自分に彼女自身が1番驚いていた。

「加入直後は踊ったり歌ったりすること以外は自信もないし、バラエティ番組などで振られて自分のこと話すことも苦手で嫌だったんですよ。だけど、少しずつ自信が持てるようになって前を向けるようになって。こうやってメディアでもブログでも自分の思いを伝えるのが怖くなくなったのも成長だなと感じています」