今回は、そうしたご近所とトラブルにまつわる悲しい現実を取材しました。
◆旗竿地の新築物件を購入
郊外の商業施設に勤務する宮内さん(42)は、都心から少し離れた郊外の新興住宅地に戸建てを購入しました。妻の美幸さん(39)は、長年の夢だった庭付きの暮らしを楽しみにしていたといいます。ただ、人気のビッグタウンゆえに、角地や日当たりの良い場所は早々に埋まってしまい、残されたのは道路から細い通路を抜けた先にある旗竿地でした。
「正直、最初は妥協でした。でも、駐車スペースの脇に花壇をつくり、通路を華やかにすれば素敵な家になると考えたんです」美幸さんはそう語りました。

◆ある日起こった悲しい出来事
引っ越し早々、宮内さんは道路側に住むお宅へ挨拶に出向いたといいます。「ああ、どうも」と素っ気ない対応だったものの、ごく普通の中年夫婦だったそうです。その後は顔を合わせることも少なく、互いに干渉せず時間は過ぎていったと言います。
「最初は気のせいかと思いました。でも、次の日も次の日も元気がなくなっていって……」と美幸さん。
彼女は心配しながらも丹念に世話を続けました。けれども、緑はみるみる茶色へと変わり、やがて花壇全体が枯れ果ててしまったそうです。

